佐藤拓雄

佐藤 拓雄

佐藤 拓雄（さとう たくお）氏は、1968年（昭和43年）9月25日生まれの仙台放送に所属するアナウンサーです。神奈川県川崎市で育ち、東京都立国立高等学校を経て、東北大学文学部文学科国文学専攻で学びました。

1993年4月、仙台放送に入社。キャリアの初期には、スポーツ中継から報道番組まで、幅広い分野を担当しました。1997年からは夕方のニュース番組のキャスターを務め、2001年春からは土曜夕方の情報報道番組『CATCH』でキャスターを務めるなど、報道番組が活動の中心となっていきました。『CATCH』の終了後、所属する男性アナウンサーが多数退職した時期もあり、報道に加え、再びスポーツや情報番組なども担当するようになりました。そして2005年10月、約4年半ぶりに『FNN仙台放送スーパーニュース』のキャスターとして夕方の顔に復帰しました。

キャリアの中でスポーツ実況も数多く手掛けており、2005年には春の高校バレーや東北楽天ゴールデンイーグルスの試合中継で実況を担当しています。さらに以前には、宮城県高校バスケットボール大会（ウインターカップ県代表決定戦）の実況も担当した経験があります。

2009年の夏には、同年7月13日から8月末にかけて、在仙局に勤務する男性アナウンサーとしては初めてとなる育児休暇を取得し、話題となりました。育児休暇を経て、2011年1月からは『FNNスピーク』のローカルパートへの出演を通じて仕事に復帰。2012年1月には、再び『仙台放送スーパーニュース』のキャスターとして、地域のニュースを伝え始めました。

特に注目すべきは、2011年3月に発生した東日本大震災における報道です。この未曽有の災害に際して、佐藤氏は報道特別番組のキャスターを担当。その冷静かつ的確な報道内容が高く評価され、2012年には権威ある『FNSアナウンス大賞』を受賞しました。

その後、2017年3月1日付けで、広報部に異動した柳沢剛氏の後任としてアナウンス部長に昇進。仙台放送のアナウンサー部門を率いる立場となりました。しかし、2024年4月1日付でアナウンス部長の職を退き、報道部兼任という新たな体制で活動を続けています。

個人的な一面として、デジタルカメラやパソコンを駆使して自身の子供の成長記録を作成することが趣味とのことです。また、夫人は元仙台放送の同僚アナウンサーだった岡田明子氏（現在は佐藤明子氏）で、結婚後も仙台放送やTBCテレビ・ラジオに出演した経験があります。実父の出身地が福島県郡山市であることから、仙台放送の公式ブログでもそのことに触れられることがあります。

長年にわたり、地域の視聴者に信頼されるアナウンサーとして、報道、情報、スポーツと多岐にわたる分野で活躍し続けています。

現在の担当番組

仙台放送NEWS

過去の主な担当番組

FNNスピーク（ローカルパート）
FNN仙台放送スーパータイム
FNN仙台放送ザ・ヒューマン
仙台放送スーパーニュース
CATCH（キャスター）
ヨジテレビ!（レポーター）
夕やけTV編集局（サブ司会）
* スポーツ中継（春高バレー、楽天戦中継など）

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