佐藤賢治 (野球)

佐藤賢治のプロ野球選手としての道のり

佐藤賢治（さとう けんじ、1988年8月26日生まれ）は、東京都大田区で生まれた元プロ野球選手です。ポジションは外野手と内野手で、右投左打のスタイルを持っています。彼の愛称は「サトケン」です。

来歴

プロ入り前

佐藤選手は2004年に名門・横浜高校に入学し、最初は投手として活躍していましたが、後に外野手に転向しました。彼は甲子園に2回出場し（2006年春と夏）、春の大会でチームを優勝に導くなど、その実力を証明しました。高校時代には涌井秀章や石川雄洋といった将来のプロ選手たちと共にプレーしていました。2006年のプロ野球ドラフトでは千葉ロッテマリーンズから2位指名を受け、プロ入りを果たしました。

ロッテ時代

佐藤選手のプロキャリアは2007年に始まりましたが、その年は主に二軍でのプレーで打率.196に終わりました。2008年には二軍のレギュラーを務めるようになりましたが、一軍には上がることができませんでした。

日本ハム時代

2010年5月には北海道日本ハムファイターズに無償トレードで移籍します。移籍後すぐに外野手が不足していたチームで、2010年5月27日に中日ドラゴンズ戦で一軍デビューを果たしました。初打席で初安打を記録するなど、徐々に存在感を示していきました。

2011年には8試合に出場し、打率.143とまだ本領発揮とはいきませんでしたが、2012年には出場機会がありませんでした。2013年には三塁手としての挑戦も行い、打撃でも好成績を残すことができました。特に、6月2日の横浜DeNA戦では自身初本塁打を記録し、9月10日に行われたオリックス戦では4打席4安打の猛打賞を達成します。

2014年シーズンには自己最多となる44試合に出場し、その中で本拠地・札幌ドームでの初本塁打も放ちました。しかし、打率は低迷し、結婚や第1子の誕生の発表をした後の2015年シーズンでは戦力外通告を受けます。

引退後の生活

佐藤選手は2015年の引退後、一般企業に就職し、その後2021年3月には千葉県成田市で食パン専門店の店長として新たな道を歩んでいます。

選手の特徴と人物

佐藤選手は強肩強打の外野手であり、ミート力とバットコントロールに優れ、広角に打ち分ける技能を持っています。また、プロ入りの初給料で父母へのプレゼントを贈る心温まるエピソードもあります。彼の背番号52には特別な思いがあり、同じポジションで活躍した紺田敏正選手から受け継いだことを大切にしています。

好きな言葉は「人生の勝利者になれ」です。プロとしての活動を経て、彼は新しい環境でもポジティブな姿勢を持ち続けています。

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