佐賀市立諸富北小学校

佐賀市立諸富北小学校について

佐賀市立諸富北小学校は、佐賀県佐賀市諸富町大字大堂に位置する公立小学校です。この学校は、150年という長い歴史を持ち、地域社会とともに発展してきました。ここでは、その歴史、校章、校歌、通学区域、沿革、交通アクセス、周辺環境について詳しく解説します。

概要

佐賀市立諸富北小学校は、地域に根ざした教育活動を展開しており、児童の成長を支える重要な役割を果たしています。

歴史

この学校の歴史は、1874年（明治7年）に創立された二つの小学校、日躋小学校と明倫小学校に遡ります。これらの学校は、1892年（明治25年）に統合され、東川副尋常小学校となりました。その後、幾多の変遷を経て、2005年（平成17年）に現在の佐賀市立諸富北小学校という名称になりました。2024年（令和6年）には創立150周年を迎え、その長い歴史を祝いました。

校章

校章は、三角形を二つ組み合わせた六芒星のような図形を背景にしており、その中央には校名の略称である「諸北」の文字が縦書きで配置されています。このデザインは、学校の歴史と伝統を象徴しています。

校歌

校歌は1956年（昭和31年）に制定されました。作詞は平達二氏、作曲は陶山聡氏が手掛けています。歌詞は3番まであり、各番に「諸富の北小学校」という校名が登場し、学校への愛着と誇りが表現されています。

通学区域

佐賀市立諸富北小学校の通学区域は、佐賀市諸富町のうち、「大字大堂、大字徳富、大字諸富津」となっています。中学校区は佐賀市立諸富中学校です。

沿革

• - 1874年（明治7年）：学制頒布により、大字諸富に「臨江小学校」が創立。旧蓮池藩の鳥谷敬治が主席訓導となる。
• - 1876年（明治9年）：公会堂兼浴場を改築し「諸富小学校」に改称。大字大堂に「大堂小学校」が新設。栗山延光が主席訓導となる。
• - 1882年（明治15年）：「公立中等日躋小学校」、「公立中等明倫小学校」に改称。
• - 1886年（明治19年）：小学校令により、「尋常日躋小学校」、「尋常明倫小学校」に改称。
• - 1892年（明治25年）：上記2校を統合し、「東川副尋常小学校」に改称。
• - 1908年（明治41年）：改正小学校令により尋常科が6年制に。校舎不足のため大中島分教場を設置。
• - 1916年（大正5年）：高等科を併置し、「東川副尋常高等小学校」に改称。
• - 1918年（大正7年）：夜学校を「東川副農業補習学校」とする。
• - 1941年（昭和16年）：「東川副村国民[[学校]]」に改称。
• - 1947年（昭和22年）：学制改革により、「東川副村立東川副小学校」に改組。
• - 1955年（昭和30年）：2村合併により、「諸富町立諸富北小学校」に改称。
• - 1956年（昭和31年）：大中島分教場を廃止。校旗・校歌制定。
• - 1962年（昭和37年）：諸富中学校へ統合、北校舎として存続。
• - 1963年（昭和38年）：旧中学校舎を小学校に移管。
• - 1964年（昭和39年）：特殊学級（のびる学級）開設、完全給食開始、プール完成。
• - 1969年（昭和44年）：鉄筋コンクリート造3階建て校舎が完成。
• - 1971年（昭和46年）：体育館完成。
• - 1974年（昭和49年）：創立100周年記念式典を挙行。
• - 2005年（平成17年）：「佐賀市立諸富北小学校」に改称。

交通

最寄りの鉄道駅は、JR九州長崎本線の「佐賀駅」と「伊賀屋駅」です。また、最寄りの幹線道路は、佐賀県道48号佐賀外環状線で、「諸富北小学校南」交差点が近くにあります。

周辺

学校周辺には、諸富北幼稚園、大津ふれあい公園、味の素株式会社九州事業所、味の素冷凍食品株式会社九州工場、諸富公園、佐賀江川、筑後川などがあります。

参考資料

• - 「諸富町史 (PDF) 」（1984年（昭和59年3月30日, 諸富町）p.819～p.911 - 佐賀市ウェブサイト

関連事項

• - 佐賀県小学校一覧

外部リンク

• - 佐賀市立諸富北小学校

この詳細な情報を通して、佐賀市立諸富北小学校の歴史や特徴についてより深く理解していただければ幸いです。

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