諸富町

佐賀県諸富町（もろどみちょう）について

概要

佐賀県南東部に位置していた諸富町は、2005年10月1日に佐賀市、大和町、富士町、三瀬村との合併により、新たに佐賀市の一部となりました。この記事では、消滅するまでの諸富町の状況について詳しく解説します。

地理

諸富町は、佐賀県の南東部に位置し、福岡県との県境に接していました。筑紫平野の一部を形成し、平坦な地形が特徴です。町の南東部には筑後川が流れ、その中州には大中島が存在しました。

隣接していた自治体

合併前、諸富町は以下の自治体と隣接していました。

佐賀市
佐賀郡川副町
福岡県大川市

歴史

古代

この地域には、中国から徐福が不老不死の薬を求めて訪れたという伝説が残されています。この伝説は、地域の歴史と文化に深く根ざしています。

近現代

1955年（昭和30年）3月1日：東川副村と新北村が合併し、諸富町が誕生しました。
2005年（平成17年）10月1日：佐賀市、大和町、富士町、三瀬村と合併し、新佐賀市の一部となりました。

産業

諸富町は、以下の産業が盛んでした。

農業：肥沃な土地を活かした農業が営まれていました。
漁業：筑後川での漁業も行われていました。
製造業：味の素九州工場が立地していました。
家具産業：特にたんすの製造が盛んで、隣接する大川市とともに家具産業の中心地でした。

姉妹都市

諸富町は、ブラジル連邦共和国のリメイラと姉妹都市関係を結んでいました。

地域

教育

諸富町には、以下の学校がありました。

中学校：
諸富中学校
小学校：
諸富北小学校
諸富南小学校

交通

空港：最寄りの空港は佐賀空港でした。
鉄道：町内には鉄道路線が通っておらず、最寄りの駅はJR九州長崎本線の佐賀駅でした。
かつては国鉄佐賀線が通っていましたが、廃止されています。
バス：
佐賀市交通局のバスが佐賀市、諸富町、川副町を結んでいました。
西鉄バス久留米のバスが佐賀市、諸富町、大川市、柳川市を結んでいました。
道路：
国道208号
国道444号
主要地方道 佐賀県道48号佐賀外環状線
主要地方道 佐賀県道211号市武諸富線
一般県道 佐賀県道285号大詫間光法停車場線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

筑後川昇開橋：旧国鉄佐賀線の筑後川橋梁で、国の重要文化財に指定されています。
諸富町産業祭：毎年9月に開催される地域のお祭りです。
夏の夜のメルヘン：7月に開催されるイベントです。

関連項目

佐賀県の廃止市町村一覧
坂田重保：諸富町出身で、親和銀行の頭取を務めた人物。

外部リンク

国土地理院発行 2万5千分の1地形図 佐賀南部（北東）
* 諸富町ホームページ（2005/09/01アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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