信濃川橋 (津南町)

信濃川橋（しなのがわばし）

信濃川橋は、新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡と大字外丸の間、信濃川に架かる国道405号の橋梁です。全長140mのトラス橋で、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

形式: 鋼下路単純曲弦ワーレントラス橋2連 + 鋼単純鈑桁橋1連
橋長: 140m
幅員: 5.5m
施工: 横河橋梁製作所

歴史

信濃川には、かつて渡船しかありませんでしたが、1926年（大正15年）6月6日に初めて橋が開通しました。この初代の橋は、橋長122.7m、幅員2.7mの木造トラス補剛吊橋で、主塔は鋼製、木床版の構造でした。

現在の信濃川橋は、1962年（昭和37年）9月1日に新潟県道大島津南線として開通しました。特徴的なのは、トラス部が小千谷市の旭橋（1932年（昭和7年）7月30日開通、長岡鉄工所製作）の旧橋を、横河橋梁製作所が改修して再利用している点です。歴史ある橋梁の一部が、形を変えて現代に受け継がれています。

1982年（昭和57年）4月1日には、一般国道405号が制定され、県道上越安塚津南線が昇格し、信濃川橋も国道405号の橋梁となりました。

1996年（平成8年）には、消雪パイプを備えた橋長147m、幅員2.5mの側道橋が開通し、冬期間の通行の安全性が向上しました。

2020年（令和2年）5月1日から5月22日までの間、右岸橋台の沈下により全面通行止めとなる事態が発生しました。橋梁の維持管理の重要性を示す事例と言えるでしょう。

関連情報

橋梁管理者: 新潟県 十日町地域振興局 地域整備部
空から見た[信濃川]]・魚野川: [北陸地方整備局 信濃川河川事務所
[信濃川]] 津南町下船渡地区: [信濃川河川事務所
[信濃川]] 津南駅・中津川合流点: [信濃川河川事務所

その他

信濃川橋は、単なる交通インフラとしてだけでなく、地域の歴史や技術が詰まった建造物でもあります。訪れる際には、その背景にある物語に思いを馳せてみるのも良いかもしれません。

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