俺達の世界わ終っている。

ゲーム『俺達の世界わ終っている。』

『俺達の世界わ終っている。』（英語: Our World Is Ended.）は、2017年11月9日にレッド・エンタテインメントから発売されたPlayStation Vita向けのアドベンチャーゲームです。このゲームは、後に新キャラクターやシナリオが追加された『JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。』として、2019年2月28日にPlayStation 4|PlayStation_4とNintendo Switchでも展開されました。本作は、現実世界と仮想世界の2つの浅草を舞台に、ゲーム開発会社「ジャッジメント7」が遭遇する数々の運命を描いています。

背景と開発の経緯

本作は、レッド・エンタテインメントが7年ぶりに発表した完全な新規タイトルであり、原案やディレクターは森田直樹が担当しました。またシナリオには、かつてレッドの社員であったライトノベル作家の阿智太郎が貢献し、キャラクターデザインを『灰と幻想のグリムガル』の白井鋭利が手がけています。浅草が選ばれたのは、レッド社の本社がかつて存在していた地域で、そのため地域内の実在の施設が多く登場します。森田は「サクラ大戦」をはじめとする作品に依存する状態から脱却し、自らの経験を基に新たな価値を創り出したかったという思いで本作を開発しました。

あらすじ

物語の舞台は2017年7月16日、浅草にあるゲーム会社「ジャッジメント7」です。アルバイトディレクターの午前零時は、仲間の早瀬ユウノと共に、会社の代表でメインプログラマーである尾張世界が開発した「W.O.R.L.D.プログラム」の実験を行っていました。しかし、実験中に見ることになる崩壊した街並みや、磔にされたメンバー、そして見知らぬ少女の幻影が、彼らの運命を大きく変えるきっかけとなります。この出来事を境に、ジャッジメント7の周囲では次々と奇妙な現象が発生します。

主なキャラクター

• - 尾張世界: ジャッジメント7の創設者でメインプログラマー。苦情に敏感で、プログラミング技術に優劣関係なく社員に振る舞う変わり者。
• - イルカ2号: 設定やシナリオ担当の親友。奇抜なアイデアを持つが私生活でも中二病的な言動が多い。
• - 早瀬アサノ: サウンドクリエイターで路上ライブでの才能を見込まれた。
• - 結城七罪: イラスト担当で、キャラクターを驚かせる辛辣発言が特徴の持ち主。
• - 午前零時: 本作の主人公。常識人を自任しつつ、実は独特な価値観を持つ人物。

主な用語

• - ジャッジメント7: 浅草を拠点にしたゲーム会社で、社員全員が何らかの「罪」を背負っている設定。
• - W.O.R.L.D.プログラム: 現実と仮想を繋ぐ拡張現実プログラムで、特定のコマンドで起動します。
• - 新世界: W.O.R.L.D.プログラム起動時に出現する仮想世界。現実と同様の体験が可能。

このゲームは、選択肢によってストーリーが分岐し、プレイヤーの選択に応じた展開が待っています。また、特別なシステム「S.O.S.」により、制限時間内に選択肢を選ぶシーンもあり、緊張感あるプレイが楽しめます。豪華な声優陣と共に、物語は様々な展開を見せ、キャラクターたちの個性が際立つ魅力的な作品となっています。

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