レッド・エンタテインメント

株式会社レッド・エンタテインメントの概要

株式会社レッド・エンタテインメント（Red Entertainment Corporation）は、日本のゲームソフトやアニメなどのキャラクターコンテンツを企画制作する企業です。この会社は、株式会社オーイズミの子会社として存在し、コンピュータエンターテインメント協会の正会員でもあります。

設立の背景

この企業は、広井王子というマルチクリエイターによって設立された「レッドカンパニー」を前身とし、数十年にわたってさまざまなゲームやアニメの制作に関与してきました。社名の「RED」は、シリーズの「魔神英雄伝ワタル」に登場するキャラクターの名称に由来するとの噂もありますが、実際には広井が赤色を好むことから名付けられたとされています。

企業の沿革

- 1976年: 「レッドカンパニー（個人事業）」を立ち上げ。
- 1984年: 有限会社レッドカンパニーとして法人化。
- 1989年: 初のゲーム作品『天外魔境ZIRIA』が発売。
- 1991年: 株式会社レッドカンパニーに改組。
- 1996年: 大ヒット作品『サクラ大戦』が発売。
- 2001年: 株式会社レッドカンパニーから営業を譲渡し、公式に株式会社レッド・エンタテインメントを設立。
- 2002年: セガからの資本を受け入れ、セガの傘下となる。
- 2005年: 経営陣がセガの株式をMBO式で譲り受け、セガグループを脱退。
- 2011年: 中国のUltiZen Gamesとの資本提携を発表するも、2013年に解消。
- 2014年: オーイズミの子会社となる。

このように、レッド・エンタテインメントは数多くの変遷を経て、独自のスタンスを確立してきました。特に、著名なタイトルの制作に携わったことから、ゲーム業界でも大きな影響力を持つ企業となっています。

主な作品

レッド・エンタテインメントは、アニメやゲームを数多く制作してきました。以下にいくつかの代表作を挙げます。

映像作品

- 魔神英雄伝ワタルシリーズ: NASおよびサンライズと共に制作されたアニメシリーズ。
- 魔動王グランゾート: こちらもNAS・サンライズとの共同作品。
- 魔弾戦記リュウケンドー: 松竹、ウィーヴ、読売広告社と共同制作された作品。

ゲームソフト

レッド・エンタテインメントは主に企画制作を担当し、実際の開発は他社と協力して行われます。代表的なゲームには次のような作品があります。

- 天外魔境シリーズ: ハドソンとの共同制作。
- サクラ大戦シリーズ: セガと協力し、人気を博したゲーム。
- GUNGRAVEシリーズ: ソニー・インタラクティブエンタテインメントとの共同制作。

その他

レッド・エンタテインメントは、火魅子伝やシュラキなど、さまざまな他社とのタイアップ企画にも力を入れてきました。

まとめ

株式会社レッド・エンタテインメントは、設立以来、数々の名作を生み出してきた企業であり、今後も新しい作品の展開が期待されています。ファンたちにとっては、その気鋭のクリエイティビティから目が離せない存在です。

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