『ジャーニー・トゥ・ザ・ロック』(Journey to the Rock)は、
ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)ファンタジー
ロールプレイングゲームのBasic Setルール向けに、1984年にTSR社から出版された冒険モジュールです。製品番号はTSR 9106で、1988年には『偽りの旅路』というタイトルで株式会社新和から日本語版が出版されました。
概要
『ジャーニー・トゥ・ザ・ロック』は、野外シナリオとしてデザインされており、ゲームをプレイするための最低限の野外用ルールが収録されています。
プレイヤーキャラクターは、リルドリウム・アルカイズという名のウィザードに雇われ、「巨石」と呼ばれる場所の秘密を解き明かすことを目指します。巨石にたどり着くためには、3つのルートの中から1つを選び、それぞれのルートに待ち受ける危険な地域を乗り越えなければなりません。
出版履歴
このモジュールは、マイケル・マローンが執筆し、カバーアートは
ラリー・エルモアが担当しました。本文イラストはダグ・ワトソンが担当しています。32ページの小冊子と外装カバーという形式で、TSR社から1984年に出版されました。
デザイン: マイケル・マローン
編集: エドワード・G・ソレルス
カバーアート:
ラリー・エルモア
本文イラスト: ダグ・ワトソン
グラフィックデザイン: ルース・ホイヤー
地図作成: デイビッド・S・「ディーゼル」・ラフォース
ISBN 0-88038-158-2
1987年には、Bシリーズモジュールを再編集した大型モジュール『B1-9
In Search of Adventure』に収録されました。
日本語版は1988年11月に株式会社新和から出版されました。
評判
『ジャーニー・トゥ・ザ・ロック』は、そのシンプルなルールと、プレイヤーの選択によって変化するゲーム展開が評価されています。初心者にもプレイしやすいように設計されており、D&Dの世界への入門としても適しています。しかし、シナリオの深みや複雑さを求めるプレイヤーには、物足りないと感じられる場合もあります。
関連項目
クラシック・
ダンジョンズ&ドラゴンズ
論評
The V.I.P. of Gaming誌2号(1986年)
http://www.rpg.net/news+reviews/reviews/rev_4121.html
大衆文化
このモジュールは、2010年7月22日にウェブサイトSomething Awfulで激しく風刺されました。