元加治駅

元加治駅について

元加治駅（もとかじえき）は、埼玉県入間市野田に位置する西武鉄道池袋線の駅であり、その駅番号はSI25です。駅は入間市と飯能市の境界にまたがっており、地域交通の重要な役割を果たしています。

歴史の始まり

元加治駅の歴史は1918年にさかのぼります。当初は加治荷扱所という貨物駅として開業し、1926年には旅客サービスも開始する一般駅として運営されるようになりました。この年の4月3日が、現在の元加治駅の開業日とされています。駅名はその後、加治荷扱所から改名され、元加治駅として現在に至っています。1918年の開業から1926年の旅客対応までの間、駅は地域において重要な交通の要所となっています。

年表

• - 1918年 (大正7年) 11月12日: 加治荷扱所開業。
• - 1919年 (大正8年) 9月15日: 岩沢荷扱所に改称。
• - 1926年 (大正15年) 4月3日: 荷扱所から一般駅に変更し、元加治駅が正式に開業。
• - 1990年 (平成2年) 6月9日: 新しい駅舎が使用開始。
• - 1999年 (平成11年) 1月21日: 無人駅に移行。飯能駅による管理となる。
• - 2009年 (平成21年) 8月16日: 再び有人駅化され、各種割引きっぷの発売も開始。
• - 2010年 (平成22年): バリアフリー化工事が終了し、エレベーターも設置される。
• - 2024年 (令和6年) 4月1日: 遠隔対応駅へと変更され、窓口販売が終了。

このように、元加治駅は長い歴史を持ちながら、時代の変化に合わせて進化し続けています。

駅の構造

元加治駅は島式ホーム1面2線を備えた地上駅です。以前の無人駅時代には、近隣の飯能駅の駅員とコミュニケーションできるインターフォンが設置されています。また、駅舎は線路の北側に立地し、改札口の横にはお客様案内カウンターが設置されています。トイレは駅舎内にあり、ユニバーサルデザインに配慮した多機能トイレも併設されています。ホームと駅舎をつなぐ跨線橋にはエレベーターも設けられており、アクセスの改善が図られています。

利用状況

2024年度の1日平均乗降客数は7,276人であり、92ある西武鉄道の駅の中で73位の利用者数を記録しています。池袋線の急行停車駅の中では最も少ない利用者数であることが特徴です。2009年度まで利用者数は微増傾向にありましたが、以降はほぼ横ばいの状態が続いています。

駅の周辺

元加治駅の周辺地域は、住環境が整備されており、周辺住民の交通手段としても利用されています。また、隣接する駅との接続も良好です。

近隣駅

• - 仏子駅 (SI24) - 急行・通勤急行・快速・準急・各駅停車
• - 元加治駅 (SI25)
• - 飯能駅 (SI26)

元加治駅は、西武鉄道池袋線の重要な中継点であり、今後も地域の交通と発展に寄与し続けることでしょう。

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