入山辺村

入山辺村（いりやまべむら）

概要

入山辺村は、1875年1月23日から1954年8月1日まで、長野県の中西部に存在した村です。この地域は、現在の松本市の一部となっています。村の歴史は、明治時代の初期に周辺の村々が合併したことに始まり、昭和の大合併によって松本市に編入されるまで、独自の自治体として機能していました。

歴史

1875年（明治8年）1月28日：筑摩県筑摩郡に属していた南方村、北入村、橋倉村、中入村、桐原村が合併し、入山辺村が誕生しました。
1876年（明治9年）8月21日：長野県に所属が変更されました。
1879年（明治12年）1月4日：郡区町村編制法の施行により、東筑摩郡の所属となりました。
1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、入山辺村は単独で自治体を形成しました。
1954年（昭和29年）8月1日：昭和の大合併により、松本市に編入され、同日をもって入山辺村は廃止されました。

行政

入山辺村の最後の村長は、1951年4月23日に就任した桐原健治氏でした。

教育

村内には、入山辺村立入山辺小学校がありました。この小学校は、地域の子どもたちの教育を担っていました。

交通

バス路線

入山辺地区では、地域主導型の公共交通「入山辺線」が運行しています。この路線は、松本駅から里山辺や入山辺の各所を結び、曜日ごとに異なるルートで運行しています。運行は平日のみです。

この公共交通は、2017年3月末まで運行していたアルピコ交通の入山辺線の代替として、同年4月から運行を開始しました。従来の入山辺線のルートに加え、駒越地区や大仏地区もカバーしており、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。

観光

入山辺村の周辺には、美ヶ原高原などの観光地があります。これらの場所は、自然の美しさを楽しむことができ、多くの観光客が訪れます。

関連項目

長野県の廃止市町村一覧

入山辺村は、その短い歴史の中で、地域の発展に貢献し、人々の生活を支えてきました。現在は松本市の一部としてその歴史を刻んでいます。

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