入船亭扇七

入船亭扇七：アナウンサーから落語家へ―第二のキャリアを歩む軌跡

埼玉県朝霞市出身の入船亭扇七は、2024年5月に二ツ目として華々しくデビューを果たした落語家です。しかし、彼の経歴は、一般的な落語家とは少し異なっています。実は、彼は元NHKアナウンサーという経歴を持つ、異色の存在なのです。

2012年、法政大学法学部を卒業した扇七は、NHK福井放送局に入局。アナウンサーとして着実にキャリアを積み重ねていきます。朝の情報番組『あさイチ』内のコーナーや、地元福井のニュース番組『ニュースザウルスふくい』などに出演。また、『着信御礼!ケータイ大喜利』ではアシスタントアナウンサーとして番組を盛り上げました。

2016年にはNHKを退職。その後は、テレビ埼玉で活躍の場を広げます。ニュース番組や情報番組のキャスター、MCとして、視聴者から親しまれる存在となりました。同局では『テレ玉ニュース』『情報番組 マチコミ』『ニュース930』といった番組で活躍しました。

アナウンサーとしての成功を収めた扇七ですが、彼にはかねてから落語への強い情熱がありました。2018年4月、入船亭扇遊に入門。落語家としての道を歩み始めます。入門後は、前座として「扇ぱい」として修行に励み、研鑽を積みました。

そして2024年5月、念願かなって二ツ目へ昇進。新たな高みを目指して、芸名も「扇七」へと改名しました。同期の三遊亭まんと（改メ三遊亭萬都）、金原亭駒平と共に、今後の落語界を担う存在として期待されています。

趣味はマラソン、落語、漫才、そしてテレビ研究と多岐に渡ります。アナウンサー時代から培ってきた表現力やコミュニケーション能力は、落語家としての活動にも活かされていることは想像に難くありません。

NHK時代の同期には、近江友里恵、千葉美乃梨など、現在も第一線で活躍するアナウンサーが多数います。彼らとの交流や経験も、現在の扇七の活動に影響を与えていることでしょう。

入船亭扇七は、アナウンサーとしての華麗な経歴と、落語家としての情熱を兼ね備えた、まさに異色の存在です。アナウンサーとしての経験を活かしながら、独自の視点と感性を生かした落語を展開していく彼の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。 彼の公式ウェブサイトやSNSを通じて、今後の活動をチェックすることができます。

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NHK福井放送局時代出演番組

あさイチ（JAPAナビ）
ニュースザウルスふくい
着信御礼!ケータイ大喜利 (アシスタントアナウンサー)

テレビ埼玉時代出演番組

テレ玉ニュース (キャスター)
情報番組 マチコミ (MC)
ニュース930 (キャスター)

NHK時代の同期アナウンサー

近江友里恵
千葉美乃梨
松苗竜太郎
中村信博
南波雅俊
武本大樹
池間昌人
花田宗佑
渡辺健太
黒住駿
木花牧雄

外部リンク

入船亭扇七 公式ウェブサイト
入船亭扇七 (@iri1007asaka) - X（旧Twitter）
入船亭扇七 (@iri1007asaka) - Instagram
* 入船亭扇七 - 落語協会

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