入野久彦

入野 久彦（いりの ひさひこ）

入野久彦は1980年9月20日、島根県の江津市に生まれた元プロ野球選手で、ポジションは捕手である。彼は高校野球や大学野球を経て、プロの世界へ進出。その後は読売ジャイアンツの用具係として現在も球界に携わっている。

来歴と成績

入野は江の川高校（現在の石見智翠館高等学校）で野球を始め、2年生の時までは投手としてプレーしていた。しかし、2年の秋に捕手に転向し、同年の県大会を制覇。その後、中国地区大会の準々決勝で敗退を喫するも、捕手としての地位を固めていく。福岡大学では、4年生の時に卒業する喜田剛選手の後を受けて正捕手に就任し、大学野球でも存在感を示した。

入野は2002年のドラフトで7巡目指名を受け読売ジャイアンツに入団した。しかし、プロ初年度を含め、一軍出場は叶わず、2004年10月7日に戦力外通告を受けた。その後、トライアウトを受ける準備をしていたところ、前日に東北楽天ゴールデンイーグルスへ入団することが内定し、正式契約を結んだ。しかし、楽天でも二軍での出場機会はほとんど得られず、オフに再び戦力外を宣告され、選手生活に終止符を打つこととなった。

引退後、入野は古巣の読売ジャイアンツに戻り、2006年から2015年までブルペン捕手としてチームを支えた。その後は用具係として今も読売ジャイアンツの一員として活動している。選手時代には一軍での出場経験がなかったが、彼の人間性やサポート体制はチーム内で高く評価されている。

主要情報

• - 出生地: 島根県江津市
• - ポジション: 捕手
• - プロ入り: 2002年ドラフト7巡目
• - チーム歴: 読売ジャイアンツ（2003-2005年）、東北楽天ゴールデンイーグルス（2005-2006年）、読売ジャイアンツブルペン捕手（2006-2015年）
• - 用具係: 現在も読売ジャイアンツで活動中

成績概要

入野は一軍公式戦での出場はなく、背番号も59（2003年 - 2005年）、128（2006年 - 2010年）、215（2011年 - 2015年）と変遷した。彼のプロ野球におけるキャリアは決して華々しいものではなかったが、その後の活躍や人間性は、多くのファンや選手たちに愛され続けている。

脚注

今後も入野久彦は、読売ジャイアンツの裏方として貢献し続けるだろう。彼の存在は、選手たちを支える重要な役割を果たしている。

関連項目

• - 島根県出身の人物一覧
• - 福岡大学の人物一覧
• - 読売ジャイアンツの選手一覧
• - 東北楽天ゴールデンイーグルスの選手一覧
• - 松坂世代

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