全国スーパーマーケット協会

一般社団法人全国スーパーマーケット協会（NSAJ）について

一般社団法人全国スーパーマーケット協会（National Supermarket Association of Japan、略称：NSAJ）は、「あなたの街のライフライン。」をキャッチフレーズに掲げ、日本のスーパーマーケット業界を代表する団体の一つです。本部を東京都千代田区に置き、スーパーマーケット運営企業を中心に、関連企業・団体など1335社が会員として加盟しています（2023年3月現在）。

概要

NSAJは、元々異なるルーツを持つ二つの業界団体、「日本セルフ・サービス協会」と「全国スーパーマーケット協会（旧法人）」が2009年に合併して誕生しました。スーパーマーケットに関する調査・研究、各種検定試験の実施、業界発展のための活動を幅広く行っています。

主な会員構成は以下の通りです。

正会員：総合スーパー、食品スーパーなど、スーパーマーケット運営企業
賛助会員：機器メーカー、食品メーカー、システムメーカー、卸売業、商社、各種団体

また、業界関係者向けの展示会として「スーパーマーケット・トレードショー (SMTS) 」や「デリカテッセン・トレードショー」を主催し、最新の業界動向や技術、製品情報を発信しています。

SNSを活用した情報発信も積極的に行っており、公式Twitterアカウントを通じて、業界のニュースや消費者への情報提供を行っています。特に、2020年からの新型コロナウイルス感染症流行時には、スーパーマーケットの営業に関する情報や感染症対策について積極的に発信し、消費者の生活を支えました。

歴史

NSAJの歴史は、日本のスーパーマーケットの黎明期に遡ります。

高級果物店を営んでいた増井徳男は、戦後の1949年に果物・野菜店を再開。アメリカのスーパーマーケットを参考に、1953年11月に日本初のセルフサービス方式のスーパーマーケット「紀ノ國屋」を開業しました。この増井徳男が、新たな業態であるスーパーマーケットを広めるため、1958年3月26日に「日本セルフ・サービス協会」を設立、初代会長に就任しました。同年12月には「スーパーマーケットの定義」を明確化し、業界の発展に貢献しました。

一方、1982年には、各都道府県のスーパーマーケット協会が合同で「全国スーパーマーケット協会」を発足。翌年には社団法人として認可を受けました。

2009年、日本セルフ・サービス協会と全国スーパーマーケット協会は合併し、新たな団体としてスタートを切りました。合併後も、協会名称の変更や公益法人制度改革への対応を経て、2018年に現在の「一般社団法人全国スーパーマーケット協会」へと改称しました。

沿革（合併前）

1953年11月：紀ノ国屋が開店
1958年3月26日：日本セルフ・サービス協会設立
1963年7月8日：日本セルフ・サービス協会、社団法人登記完了
1982年：全国スーパーマーケット協会設立
1983年6月3日：全国スーパーマーケット協会、社団法人登記完了

沿革（合併後）

2009年8月3日：日本セルフ・サービス協会と全国スーパーマーケット協会が合併
2010年9月1日：社団法人新日本スーパーマーケット協会へ改称
2012年1月：一般社団法人新日本スーパーマーケット協会へ移行
2018年9月：一般社団法人全国スーパーマーケット協会へ改称

役員（2023年3月22日現在）

会長：横山清（アークス）
副会長：増井德太郎（紀ノ国屋）、中村洋子（スズキヤ）、太田順康（北辰商事）、三科雅嗣（いちやまマート）

その他のスーパーマーケット業界団体

日本スーパーマーケット協会
オール日本スーパーマーケット協会

これら3団体は、共同で調査を行うなど連携しています。

外部リンク

ウェブサイト'>公式ウェブサイト
* 全国スーパーマーケット協会 (@newsuper_jp) - X（旧Twitter）

NSAJは、日本のスーパーマーケット業界の発展を支える重要な役割を果たしています。今後の活動にも注目が集まります。

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