全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021

全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021

2021年11月12日から11月28日にかけて、岩手県、三重県、広島県、東京都で開催された全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021は、地域サッカーの頂点を競う大会で、これが45回目の実施となります。この大会は、地域リーグや全国社会人サッカー選手権からのチームが参加し、サッカーの普及と発展を目的としています。

1. 概要

2021年8月6日、日本サッカー協会（JFA）は大会の概要を発表しました。前年は全国社会人サッカー選手権大会が中止となり、出場枠が変更されることとなりました。今回は、各地域リーグの最上位チームの4位以内を基準にしつつも、前年の大会からの出場条件が引き継がれ、全社ベスト4以上の成果を求める形になりました。

しかし、サッカーの全国大会が行われる予定であった栃木県で、第57回全国社会人サッカー選手権大会が2021年9月11日に中止となったため、全社枠が消失しました。これにより、出場資格が再度変更され、参加するチームの選定が難航しました。

2. 出場チーム

大会には、各地域リーグの優勝チーム9チームが参加しました。具体的には、以下のチームが選出されました。

• - 北海道: 北海道十勝スカイアース
• - 東北1部: コバルトーレ女川
• - 関東1部: Criacao Shinjuku
• - 北信越1部: 福井ユナイテッドFC
• - 東海1部: 藤枝市役所
• - 関西1部: おこしやす京都AC
• - 中国: 三菱自動車水島FC
• - 四国: FC徳島
• - 九州: 沖縄SV

加えて、Jリーグ百年構想クラブから出場権が与えられる可能性もありましたが、結果的には条件を満たすチームが存在せず。最終的に、出場チームは競争の激しい選考を経て決まりました。

3. 試合形式

1次ラウンドでは、12チームが4チームずつ3つのグループに分けられ、総当たり戦が行われました。各グループの1位と、2位の中から成績最上位チームの合計4チームが決勝ラウンドに進出するルールになっています。抽選結果は2021年10月16日に決定され、スケジュールの都合上、無観客試合として進行しました。

試合は45分ハーフで、延長戦やPK戦は行われません。そのため、勝ち点システムが導入され、勝ち試合は3点、引き分けは1点、敗北は0点となっています。これにより、全3試合の累積勝ち点で順位が決まります。

4. 最終結果

大会の結果、優勝はCriacao Shinjuku、2位はFC.ISE-SHIMAとなり、共にJFL下位チームとの入れ替え戦に臨む権利を得ました。3位にはおこしやす京都AC、4位にはFC徳島が入りました。

入れ替え戦のスケジュールは、JFLのチーム数に応じて異なり、地域CLの上位チームがJFL昇格のチャンスを持つことが確定しました。同大会は、地域リーグの強化とともに、さらに高みを目指すための重要なステージとなっています。

この大会を通じて、地域のサッカーに対する関心が高まると同時に、地域の選手たちがトップレベルの舞台で活躍する姿が多くの人々に感動を与えました。

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