全国治水砂防協会

一般社団法人全国治水砂防協会

一般社団法人全国治水砂防協会（ぜんこくちすいさぼうきょうかい）は、治水や砂防に関する施策を提案し、災害の防止と公共の福祉の向上を目指している団体です。本部は東京都千代田区にある砂防会館に位置しており、約1,500の市町村会員によって構成されています。この団体は、元国土交通省河川局の管轄下にて活動しており、現在もその専門的知識を基にさまざまな困難な課題に取り組んでいます。

目的

日本国内における砂防活動や地すべりの対策、さらには急傾斜地での崩壊（がけ崩れ）に関連する問題に対する解決策を模索しています。また、関連事業に対する一般の認識を深めることで、これらの事業の推進を図り、ひいては自然災害による被害を軽減することを目的としています。これにより、地域社会と国全体の福祉の向上に貢献することを目指しています。

沿革

全国治水砂防協会は、1935年（昭和10年）1月に任意団体として設立されました。その後、1940年（昭和15年）2月15日には、この任意団体を社団法人化するための設立総会が開催され、同年4月に新たに協会が発足しました。当時の事務所は赤坂溜池の三会堂に位置していました。これまでの長い歴史を通じて、全国治水砂防協会は日本の地下水資源や雨水の管理、砂防堰堤の整備など多岐にわたる分野での活動を展開してきました。

代表者

現在の会長は森山裕氏が務めており、そのもとで団体の運営や活動が活発に行われています。また、理事長には大野宏之氏、常務理事として亀江幸二氏と南哲行氏が名を連ねており、組織の運営における重要な役割を果たしています。

歴代役員

この団体の歴代会長や理事についても、常に変遷があり、これまでに多くの専門家が役員として活動してきました。歴代の会長は、組織の目的や方針を見直しながら、地域社会に貢献するための多様なプログラムや政策を打ち出してきました。これにより、全国治水砂防協会は長年にわたって信頼される団体として地位を確立しています。

関連項目

団体の活動は、治水、治山、砂防堰堤などの広範な分野に広がっており、これらのテーマは近年の自然災害に対する重要な対策として位置づけられています。また、砂防会館が本部として機能しているのも大きな特徴です。この施設は、協会の活動の拠点となり、研究や訓練、情報発信の場ともなっています。

外部リンク

一般社団法人全国治水砂防協会の詳細については、公式ウェブサイトを通じて確認することができます。

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