全国短大・高専職員録

全国短大・高専職員録について

『全国短大・高専職員録』は、廣潤社が発行していた、日本の短期大学と高等専門学校に関する教職員の情報をまとめた書籍です。この資料は、昭和39年度版から平成18年度版まで、毎年発行され、計44冊にわたる重要な記録となっています。

発行の経緯と内容

1963年10月に発行された昭和39年度版から、2006年に出された平成18年度版まで、この職員録は毎年10月末に最新の情報として提供されました。各年度において、日本国内の国公私立の短期大学および高等専門学校に所属する教職員の名前、出身学校、担当科目などが収録されており、教育機関の実態を反映する貴重な資料です。

最初の頃は限られた情報しか掲載されていませんでしたが、時が経つにつれて情報の充実が図られ、教職員の住所や電話番号が記載されるようになりました。このことは、特に時代の変化に伴って、教育機関のネットワークや人材の流動性を理解する手助けとなります。

また、特定の短期大学において学生の募集が停止された場合には、その年度からの募集停止を示す「**年度より学生募集停止」という注記が入るなど、変化も反映されています。つまり、この職員録は、当時の短期大学の状況を調査し理解するための重要な手がかりとなります。

資料としての価値

『全国短大・高専職員録』は、短期大学や高等専門学校に関心のある研究者や教育関係者にとって、教職員の動向を把握するための有用な資料です。これにより、教育界のトレンドや人材の流れを把握することができ、教育政策の動向を追う助けにもなります。

この職員録は国立国会図書館や各都道府県の大手図書館に所蔵されており、公開されているため、誰でもアクセス可能です。これにより、広く一般の人々が教育に関する情報を得る機会も提供されています。

関連する資料

この職員録に関連する資料として、『全国学校総覧』や『全国短期大学高等専門学校一覧』、『全国短期大学一覧』などがあります。これらを参照することで、日本の教育機関の全体像をさらに広く、深く理解することができるでしょう。

教育における人材の流れや環境の変化を整理するために、こうした資料は欠かせない存在です。『全国短大・高専職員録』が提供する情報は、今後の教育研究や変革を考える上でも不可欠なデータとなり続けるでしょう。

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