全国高等学校選抜レスリング大会

全国高等学校選抜レスリング大会

全国高等学校選抜レスリング大会（通称：全国選抜）は、毎年3月に新潟市で行われる高校生を対象としたレスリングの全国大会です。この大会は「風間杯争奪全国高等学校選抜レスリング大会」としても知られており、主催は日本レスリング協会です。全国高等学校選抜大会の中でも特に重要な位置を占めており、高体連においても公式な競技大会と認識されています。

歴史

大会は1953年7月26日に初めて開催されました。当時、レスリング界の名選手であり、前年に引退した風間栄一を称える目的で、新潟県で行われたのがきっかけでした。中断を挟みつつも、1970年に再開され、1984年には「全国高等学校選抜レスリング大会」という現在の名称となりました。この大会はインターハイや国スポと並ぶ、全国高校レスリングの三大大会とみなされ、すべての大会で優勝を果たした選手は高校三冠と称されています。

参加資格

大会への参加は、各都道府県で行われる予選を通過した高校や個人選手に限られます。特に新潟県においては、その開催県のために2つの出場枠が与えられています。学校対抗戦においては、各都道府県ごとに出場校が定められており、例えば北信越地方からは4校、関東地方からは8校が参加することとなっています。個人戦も同様に、各都道府県から一定数の選手が選出される仕組みです。

参加枠の詳細

• - 学校対抗戦：北海道1校、東北6校、北信越4校、関東8校、東海4校、近畿6校、四国4校、中国5校、九州8校、新潟県2校
• - 個人対抗戦：北海道1名、東北6名、北信越4名、関東8名、東海4名、近畿6名、四国4名、中国5名、九州8名、新潟県2名

（外国人留学生の参加には上限があります。）

競技方法

大会は3日間にわたり、学校対抗戦と個人戦が行われます。初日と2日目には学校対抗戦が行われ、最終日には個人戦が実施されます。競技は男子フリースタイルで、トーナメント方式で進行されます。競技規則は国際レスリング連合による規則が基本とされ、特例ルールが設けられることもあります。なお、3位決定戦は行われません。

学校対抗戦

学校対抗戦は、51kg級から始まり125kg級までの7階級で競い合います。試合の勝敗は勝数によって決定され、詳細な順位決定ルールも設定されています。

個人対抗戦

個人対抗戦は8つの体重級が設定されており、各階級でトーナメント形式で優勝を目指します。ルールとして、自分の体重の1階級上への出場は認められますが、125kg級については規定の体重制限があります。

歴代優勝校

大会の歴史に名を刻んできた優勝校は数多く、その中には名門校が揃います。選手たちは全国大会での栄冠を目指し、日々の練習に励んでいます。

このように、全国高等学校選抜レスリング大会は、日本の高校レスリング界において重要な役割を果たしており、選手たちにとって夢の舞台として毎年待ち望まれています。

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