全敏秀

全敏秀（チョン・ミンス）について

全敏秀は1989年3月18日に韓国のソウル特別市に生まれた元プロ野球選手であり、現在は指導者として活動しています。本名は全 東秀（チョン・ドンス）で、主に外野手としてプレーしていました。彼のプロ野球キャリアは、複雑な経歴を持つ点が特徴的です。

経歴

ネクセンヒーローズ時代（2008年～2013年）

2008年、全敏秀は新人2次ドラフトで現代ユニコーンズから4巡目の指名を受けましたが、同球団は解散。このため、彼はウリ・ヒーローズに入団しました。2010年には兵役に就くため警察野球団に移籍し、翌年に除隊。その後、チームに復帰しましたが、一軍出場機会がなかなか得られず、2013年シーズン終了後に自由契約となりました。

KTウィズ時代（2014年～2018年）

2014年には新たにKBOリーグに参加したKTウィズと契約。2016年4月22日、9年目にしてプロ初安打を記録しました。この年の7月にはサヨナラ安打も打ち、キャリア最高の成績を残しました。しかし、2017年は成績が振るわず、負傷によりシーズンを早々に終えることに。翌2018年には他の選手にポジションを奪われ、契約を終えました。

LGツインズ時代（2019年～2020年）

KT退団後、全敏秀はLGツインズに加入しました。2019年には自己最多の75試合に出場し、チームのバックアップとして活躍しました。しかし、2020年は出場機会が限られ、シーズン終了後に自由契約となりました。

NCダイノス時代（2021年～2022年）

2021年からはNCダイノスに所属し、2022年には現役引退を発表します。その後、彼はウェーバー公示を経て自由契約選手となりました。

現役引退後

全敏秀は2023年からNCダイノスのコーチとして新たなキャリアをスタートさせています。選手時代の経験を生かし、若手選手の育成に邁進しています。

プレースタイルと人物

全敏秀のプレースタイルは、特徴的な応援歌でも知られています。KT時代の応援歌は、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「September」を基にしており、高音バージョンと低音バージョンの2パターンが用意されていました。このような独自のアプローチが、彼のファンへの親しみやすさを生み出していると言えるでしょう。

詳細情報

彼の背番号はキャリアの中で何度か変わりました。最初の背番号は56（2008年）、その後67（2009年）、48（2012年）、4（2013年）、54（2014年～2018年）、15（2019年～2020年）、35（2021年～2022年）、そして76（2023年～）です。これらの番号は彼のキャリアのさまざまなステージを反映しています。

全敏秀という選手の成功や苦労は、多くの野球ファンにとって感慨深いエピソードです。彼の今後の指導者としての活躍にも注目が集まります。

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