全日本フルコンタクト空手道連盟

公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟（JFKO）

公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟、通称JFKOは、フルコンタクト空手の国内競技団体として、2013年に設立されました。この団体は「フルコンタクト空手」という競技の確立を目指し、その普及と統括を手掛けています。

設立と主な方針

JFKOの設立は2013年3月の記者会見を経て行われ、設立後は競技立ち上げとその認知度向上に取り組んできました。団体の方針は次の三つに集約されます。1つ目は、フルコンタクト空手の競技種目化に向けた確立です。2つ目は、公益社団法人として日本体育協会への加盟を目指すこと、そして3つ目は「ジャパンモデル」の国際的な普及です。これらを柱に、スポーツとしての確立を目指しています。具体的な目標には、日本体育協会やスポーツアコード、さらにはオリンピック種目化が掲げられています。

主な役員と団体の背景

JFKOの主要な役員には、会長の中谷元をはじめ、理事長の緑健児、副理事長の芦原英典および酒井寿和が名を連ねています。団体設立の背景には、2012年に新極真会と全日本空手道連盟が行った準備会議があります。この動きが最終的にフルコンタクト空手道連盟の設立へと繋がりました。

歴史的な出来事

JFKO設立以来、さまざまな大会やイベントが行われており、特に2014年には第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会が大阪で開催され、多くの団体から選手が参加しました。この際には、著名なミュージシャンの長渕剛が大会テーマソングを提供し、多くの注目を集めました。また、同年には空手のオリンピック競技化に向けた署名活動も行われ、JFKOは非常に多くの署名を集めました。

オリンピック競技化とそのこだわり

特にフルコンタクト空手のオリンピック競技化に関するスタンスは明確で、全日本空手道連盟とともに協力しつつも、独自の競技化を目指す姿勢を取っています。JFKOの緑健児は、別々の競技のルールで統一することは難しいとしながらも、子どもたちがオリンピックの舞台で活躍できるよう努めていると発言しています。

開催される大会

団体が設ける主要な大会には「全日本青少年フルコンタクト空手道選手権」と「全日本フルコンタクト空手道選手権」の2つがあります。前者は広範な年齢層の子どもたちを対象とし、毎年春に開催されます。一方、後者は体重別の階級制大会で、年に1回のペースで行われています。

他団体との関係

設立以来、JFKOは他の空手団体との関係にも注意を払っています。特に全日本空手道連盟関連の報道は、JFKOにとって重要な動向です。メディア報道では、既存の空手ルールとの交渉や競技化に関する意見が紹介されることも多く、その影響が団体の方針にも影響を与えています。

まとめ

公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟（JFKO）は、フルコンタクト空手の普及と競技化に邁進する団体です。日本国内での強固な組織基盤を築きつつ、国際的な展開を視野に入れた活動を継続しています。今後の展開が期待されています。

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