新極真会

新極真会について

新極真会（Shinkyokushinkai）は、フルコンタクト系の空手団体であり、正式には「NPO法人全世界空手道連盟新極真会」と称されます。本会は、2003年に国際空手道連盟極真会館から分派して設立されました。現在、東京都に本部を構え、「心極める」という理念のもと、青少年育成や社会貢献、国際交流を活動の核としています。

組織の設立と活動

新極真会は、創始者である大山倍達十段の指導の下、代表理事には第5回全世界空手道選手権大会の王者である緑健児が就任しています。新極真会は、フルコンタクト空手における伝統的な試合ルールを基本に据えつつ、独自の活動を展開しています。特に、骨髄バンクへの支援を目的としたチャリティ大会が開催されるなど、社会的責任を果たす活動にも力を注いでいます。

また、新極真会は、103カ国以上が加盟しており、自身を世界最大のフルコンタクト空手団体と位置づけています。この活動の一環として、テレビ東京の大会中継やJ SPORTSでの定期番組『新極真魂』が放送され、新極真会の公式YouTubeチャンネルでも大会の映像が配信されています。

大会と競技

新極真会が主催する主要な大会には、全世界空手道選手権大会や全日本空手道選手権大会があります。全世界空手道選手権大会は4年ごとに東京体育館で開催され、無差別級の国際大会として各国のトップ選手が技を競い合います。2023年には型の部の世界大会が実施される予定です。また、全日本空手道選手権大会は毎年秋に東京で行われる全国大会で、男女の部が設けられています。その他、体重別の競技を行うウエイト制空手道選手権大会も展開され、男女それぞれに階級が設けられています。

創始以来の歴史

新極真会の歴史は、大山倍達の死去後に始まります。1996年に分裂した極真会館から独立した団体として初の大会が開催され、その後も順調に成長してきました。名称が「NPO法人全世界空手道連盟新極真会」に改められたのちも、創始者の業績を引き継ぎながら、これまでの大会記録を保持し、最強を目指す姿勢を貫いています。また、オリンピック参加を目指す動きもあり、フルコンタクト空手の国際的な普及に力を入れています。

新極真会の未来

新極真会は、フルコンタクト空手の発展とともに、空手を通じた国際交流や青少年育成の活動を進めています。選手たちは、国内外の大会で切磋琢磨し、若手選手の育成にも力を注いでいます。今後の大会では、より多くの国から選手が参加し、技術を競い合うことで、空手の更なる発展が期待されます。多様な大会を通じて、武道の精神や競技の魅力を広めていくことが、新極真会の大きな目的です。

もう一度検索