全日本女子オープンレスリング選手権大会

全日本女子オープンレスリング選手権大会は、2006年より毎年10月に静岡県三島市（2009年までは東伊豆町）で開催されている女子レスリングの全国大会です。この大会は、全日本女子レスリング連盟が主催しており、日本の女子レスリング界において重要な位置を占めています。過去には「全日本女子レスリングオープントーナメント」（ジャパンクイーンズカップの前身）という大会も存在しましたが、現在の全日本女子オープンレスリング選手権大会とは別の大会として区別されます。

大会の歴史

本大会の前身は、2004年と2005年に開催された「静岡オープン女子レスリング大会」です。これは、当時としては全国的にも珍しい女子レスリングの地方大会でした。この静岡オープンが発展し、全国規模の大会として2006年に全日本女子オープンレスリング選手権大会がスタートしました。

当初、第1回から第3回（2008年）までは東伊豆町立体育センターで開催されていましたが、第4回（2009年）は稲取高校体育館に移されました。その後、第5回（2010年）は三島市民体育館、第6回（2011年）は日大国際関係学部大講堂で開催され、第7回（2012年）からは再び三島市民体育館が会場となっています。

大会の特徴

大会は、年齢別に4つの部門に分かれて実施されます。具体的には、キッズ5・6年生の部、中学生の部、高校生の部、そして大学生・シニアの部です。これにより、幅広い年齢層の選手が参加し、それぞれのレベルに応じた競技を行うことができます。

ルールについては、キッズ5・6年生の部では全国少年少女レスリング連盟統一ルールが適用されますが、中学生の部以上ではUWW（世界レスリング連合）ルールが採用されます。これにより、国際基準に沿った競技が行われています。特に高校生、大学生・シニアの部は、海外遠征や全日本レスリング選手権大会の選考対象となるため、選手にとっては非常に重要な大会となっています。

関連情報

• - 関連大会: 全日本レスリング選手権大会、全日本女子レスリング選手権大会
• - 外部リンク: 日本レスリング協会

全日本女子オープンレスリング選手権大会は、女子レスリングの普及と選手の育成に大きく貢献しており、将来のオリンピック選手を発掘する場としても注目されています。競技レベルの高さはもちろん、若い世代の選手たちの活躍も期待される大会です。

もう一度検索