全日本学生柔道体重別選手権大会

全日本学生柔道体重別選手権大会

全日本学生柔道体重別選手権大会は、日本の学生柔道における重要な個人戦です。この大会は毎年10月に東京の日本武道館で行われており、全国各地の大学から選手が参加します。ただし、2019年は武道館の改修工事に伴い、秋田県立武道館が会場となりました。大会は全日本学生柔道連盟と朝日新聞社によって主催され、UNIVAS CUP指定大会としても知られています。

歴史

この大会は、1982年に全日本学生柔道選手権大会から独立して設立されました。当初は「正力松太郎杯全日本学生柔道体重別選手権大会」という名称で、読売新聞社の後援を受けていましたが、199短期間後の第21回大会から名称が変更され、現在の「全日本学生柔道体重別選手権大会」となりました。

女子選手の参加は1985年から始まり、最初は無差別級での出場でしたが、翌年には2階級に増え、最終的には全7階級での競技が行われるようになりました。具体的には、1994年に男子と同じ階級数での競技が実施されるようになり、男女問わず多様な体重別対戦が可能となりました。加えて、2015年以降に大学に入学した選手は、所定の単位数を取得しないと出場できない規定が設けられています。

COVID-19の影響

2020年には新型コロナウイルスの影響で大会が延期され、史上初めて中止される事態に見舞われました。2021年も感染拡大の影響が続き、開催予定が再度変更され、最終的には千葉での実施となりました。

階級

大会には男女ともにそれぞれの体重に応じた階級があります。以下がその詳細です。

男子階級

• - 60kg級
• - 66kg級
• - 73kg級
• - 81kg級
• - 90kg級
• - 100kg級
• - 100kg超級

女子階級

• - 48kg級
• - 52kg級
• - 57kg級
• - 63kg級
• - 70kg級
• - 78kg級
• - 78kg超級

過去の優勝者

この大会には、多くの著名な柔道家が参加しており、オリンピックや世界選手権で輝かしい成績を収めた選手も数多く存在します。過去の主な優勝者には、山本洋祐（1982年）、斉藤仁（1982年）、古賀稔彦（1986年、1988年）、吉田秀彦（1988年〜1990年）などが名を連ねています。

放送について

大会の模様は、優勝者決定戦を中心にBS11デジタルで放送され、柔道ファンにとっては見逃せないコンテンツとなっています。

このように、全日本学生柔道体重別選手権大会は、日本の柔道界における重要なイベントであり、若手選手の登竜門としても位置付けられています。若い選手たちが自らの実力を試し、将来のオリンピック選手へと成長する場でもあります。

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