全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会

全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会（森林労連）

全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会、略して森林労連は、日本の産業別労働組合の一つであり、特に林業や木材関連産業に従事する労働者を代表しています。この組合は、日本労働組合総連合会（連合）の一員であり、また平和フォーラムの加盟団体としても知られています。

組織の概要

森林労連は、民間の林業に加えて、林野庁に勤務する現業職員によって構成されています。この組織は、林業に関する労働条件の向上や権利の保護を目的として活動し、その活動は広範囲にわたります。

歴史的背景

森林労連の歴史は1971年にまで遡ります。当初は、全林野労働組合（通称：全林野）と全国山林労働組合（通称：全山労）という2つの組合が連携し、全国山林労働組合協議会（全山労協）を結成しました。この協議会は、共通の目標として労働者の権利向上に取り組みました。

1987年には、日本において連合が結成されるに伴い、全林野と全山労はこの新しい組織に加盟するべく、全山労協を改組する合意に至りました。そして1989年10月3日に、全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会（森林労連）として新たな一歩を踏み出しました。これにより、連合への正式な加盟も果たされました。

その後も、全林野や全山労および旧同盟系の日林労の直接加盟が続きました。2006年には全林野と日林労が統合し、国有林野の労働組合が全国林野関連労働組合（林野労組）として統一され、森林労連は連合の産別組織としても活動を行うようになりました。

平和運動への関与

森林労連は設立当初から、原水爆禁止運動に積極的に参加してきました。これにより、原水爆禁止日本国民会議（通称：原水禁）に加盟していました。また、2006年の日林労との統合時には、核兵器禁止平和建設国民会議（通称：核禁会議）にも参加しています。その後も、森林労連は核兵器の廃絶や平和の構築に向けた活動を展開し、2020年には核兵器廃絶・平和建設国民会議（KAKKIN）にも同時加盟しています。

現在の加盟組合

森林労連には、以下のような加盟組合があります。

• - 全国林野関連労働組合（林野労組）
• - 全国山林労働組合（全山労）

これらの組合はそれぞれの分野での労働者の権利を守り、労働環境の改善に向けた取り組みを行っています。

まとめ

全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会は、日本の林業関連の労働者を支援するために活動を続けています。労働条件の向上や平和運動への参加を通じて、労働者の権利を守るための重要な役割を果たしています。

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