八丈町営バス

八丈町営バスとは

八丈町営バスは、東京都の八丈町が提供する公営のバスサービスです。この交通手段は、八丈町企業課運輸係によって運営されており、1961年から地方公営企業法が適用されています。八丈町営バスは、八丈島全体をカバーする路線バスと貸切バスを提供し、地域住民や観光客にとって重要な交通手段となっています。

バスの運行概要

八丈町営バスの路線バスは、前乗り・中降り方式を採用しています。乗客は、乗車時に行き先を告げた上で運賃を支払う「信用多区方式」を取り入れているため、スムーズに乗降が行えます。観光客の利便性を考え、路線バスの他にも、八丈島の温泉施設へのアクセスを容易にするフリーパス「BU・SU・PA（バスパ）」が販売されています。これにより、観光客は島内を快適に巡ることができます。

現行の路線

坂上行き・坂下行き

八丈町営バスは、特に坂上行きと坂下行きの二つの路線が運行されています。坂上行きの路線は、神湊から始まり、護神、町役場、八高、樫立温泉前、中之郷温泉、長楽寺、末吉、洞輪沢と続きます。坂下行きは、上記路線の反対方向となります。一部の便では中之郷温泉に停車する他、洞輪沢行きは一部の便のみ運行されます。

永郷行き

永郷行きの便は、町役場から三根永郷、大賀郷永郷を経由して戻るルートが設定されています。午前と午後にそれぞれ1便ずつ運行されており、通院などに利用されることも多いです。

循環路線

循環路線は、町役場から八高、八丈島空港を経由して再び町役場に戻るルートで、1往復のみ行われます。この路線は特に観光や空港利用者にとって便利です。

過去の路線

かつては定期観光バスが運行されていましたが、2010年にすべてのコースが廃止されました。観光を目的とした以下の3つのコースがありました。

• - Aコース（島内一周）
• - Bコース（坂上半日）
• - Cコース（坂下半日）

これらのコースは、地域の名所や自然を尋ねることができる貴重な機会を提供していました。

車両の種類

八丈町営バスでは、様々な車両が運行されています。

ノンステップバス

ノンステップバスとしては、UDトラックスや三菱ふそうの車両が使われ、これらは地域の象徴的なデザインでラッピングされています。

ツーステップバス

いすゞ自動車のキュービックなどのツーステップバスも運行されており、特に大型バスが都営バスからの移籍車両として活躍しています。

貸切バス

貸切バスには、日野自動車のセレガR FCやブルーリボンⅡなどが使用され、団体旅行やイベント時に利用されています。

まとめ

八丈町営バスは、地元住民や観光客を支える重要な交通手段です。多様な路線網とフリーパスなどのサービスが充実しており、バスを利用することで八丈島の魅力を存分に楽しむことができます。

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