八乙女駅

八乙女駅について

八乙女駅は、宮城県仙台市泉区八乙女中央一丁目に位置する、仙台市地下鉄南北線の駅です。駅番号はN02で、地域の重要な交通拠点となっています。この駅は、旧奥州街道（現在の市道七北田幹線1号線）を跨ぐように設けられた高架駅で、県道仙台泉線と県道北環状線が交差する八乙女交差点、県道仙台泉線と市道七北田幹線1号線が分岐する杉ノ田交差点に近接しています。これにより、自動車交通の要所としての役割も担っています。

駅の立地は七北田川南岸の河岸段丘上にあり、高柳川と仙台川という七北田川の二つの支流に挟まれた場所にあります。泉中央地区が発展する以前は、この場所が泉市の中心部であり、旧奥州街道の七北田宿の南側に位置していました。開業前の仮称は「七北田駅」でしたが、最終的に「八乙女駅」として開業しました。

歴史

1922年から1950年にかけて、この地域には仙台鉄道の七北田駅と八乙女駅が存在していました。その後、1975年の仙台陸上交通審議会の答申では、地下鉄の七北田駅（仮称）の建設予定地として、現在の仙台市交通局実沢営業所七北田出張所が候補に挙がっていました。

最終的に、泉市七北田字杉ノ田に建設された駅は、正式に八乙女駅と命名され、1987年7月15日に開業しました。その後、1988年3月1日に泉市が仙台市に編入合併されたため、住所が仙台市七北田字杉ノ田に変更されました。さらに、1989年4月1日には仙台市が政令指定都市に移行したため、住所が仙台市泉区七北田字杉ノ田となりました。1992年7月15日には、泉中央駅まで延伸開業しました。

1999年7月5日には住居表示が実施され、住所が現在の八乙女中央一丁目4-10に変更されました。2010年2月13日には可動式ホーム柵の運用が開始され、安全性が向上しました。2011年3月11日の東日本大震災では、駅施設に被害が出ましたが、同年4月29日に全線復旧し、駅も再開しました。2014年12月6日にはIC乗車券icscaが導入され、利便性が向上しました。

その後、2015年1月30日に駅構内売店が閉店し、8月4日には駅2階改札外にファミリーマート八乙女駅店がオープンしました。さらに12月24日には、駅1階に「大衆食堂　八（はち）」が開店し、駅利用者の利便性が向上しました。

2020年12月には「バスプール方面出口」が「バスのりば方面出口」に名称変更され、2021年2月26日には駅構内の内照式案内サインが更新されました。

駅構造

八乙女駅は島式ホーム1面2線を有する高架駅で、ホームは3階に、コンコースは2階にあります。駅前にはバスのりばがあり、泉区南部の団地へのバスが接続しています。この駅は、勾当台管区駅の管轄下にあります。

駅の外側の一階には、以前は「ふみや」という蕎麦・うどん屋がありましたが、2014年9月30日に閉店しました。その後、2015年12月24日に新たに「大衆食堂　八（はち）」が開店しました。

利用状況

2022年度の1日平均乗車人数は7,021人です。この数字は、この駅が地域住民にとって非常に重要な交通機関であることを示しています。

駅周辺

駅の東側には、泉八乙女駅前郵便局、仙台スタジアム（ユアテックスタジアム仙台）、ヨークベニマル真美沢店、カインズ仙台泉店、仙台市交通局七北田出張所、宮城第一信用金庫八乙女支店、七十七銀行泉支店などがあります。西側には、J:COM仙台キャベツ、東北生活文化大学・短期大学部・高等学校、ヨークベニマル上谷刈店などがあります。

バス乗り場

駅前には、仙台市営バスと宮城交通が発着するバスのりばがあります。1992年に泉中央駅が開業するまでは、八乙女駅が終端駅であり、バスとの乗り継ぎ指定駅でした。そのため、旧泉市や富谷町方面へのバスが多く発着していました。泉中央駅の開業後は、八乙女駅のバス発着数は減りましたが、今も市内の主要バスターミナルの一つとして機能しています。多くの路線が発着し、地域の足として重要な役割を担っています。

隣の駅

[仙台市]]地下鉄南北線では、泉中央駅]が隣駅で、次の駅は黒松駅(N03)です。かつて存在した[[仙台鉄道線では、東照宮前駅と七北田駅の間に位置していました。

その他の情報

八乙女駅は、仙台市交通局によって運営されており、駅の詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。

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