八千穂高原インターチェンジ

八千穂高原インターチェンジ：中部横断自動車道のアクセス拠点

八千穂高原インターチェンジ（やちほこうげんインターチェンジ）は、長野県南佐久郡佐久穂町に位置する中部横断自動車道のインターチェンジです。建設当初は仮称として「八千穂インターチェンジ」と呼ばれていましたが、2016年12月27日、「八千穂高原インターチェンジ」に正式決定しました。

開通と周辺環境

2018年4月28日、八千穂高原ICから佐久南IC間が開通。供用開始に先立ち、3月18日には開通記念プレイベントが開催されました。インターチェンジ周辺には、佐久穂町役場八千穂庁舎、佐久穂町立八千穂保育園などの公共施設をはじめ、佐久穂動物病院などの医療機関、コメリハード＆グリーン小海店などの商業施設が点在しています。

観光面では、八千穂高原スキー場や奥村土牛記念美術館といったレジャースポットが近くにあります。宿泊施設として篠屋旅館なども利用可能です。金融機関としては八千穂郵便局があり、公共交通機関ではJR小海線の八千穂駅と高岩駅が利用できます。

特殊なランプウェイ構造

八千穂高原ICは、国道299号（メルヘン街道）と直接接続していますが、この国道は谷間を走るため、インターチェンジ本線との高低差が非常に大きくなっています。また、大石川を跨ぐ必要もあるため、長大な橋梁状のランプウェイが建設されました。この独特の構造は、八千穂高原ICの大きな特徴となっています。

英語表記とアクセス

インターチェンジの英語表記は「Yachiho Heights」と、高原を意味する「Heights」を使用しています。これは、空港近隣や自治体名由来のインターチェンジを除けば、高速自動車国道において英語表記の一部に英単語が含まれる珍しいケースです。

国道299号以外にも、国道141号や佐久南部広域農道などへの間接的なアクセスも可能です。八千穂高原ICは、中部横断自動車道のアクセス拠点として、地域の交通網を支える重要な役割を担っています。

今後の展望

八千穂高原ICより先の、長坂JCTまでは事業化前の区間となります。今後、中部横断自動車道の整備が進み、さらに八千穂高原へのアクセスが向上することが期待されます。

まとめ

八千穂高原インターチェンジは、周辺の自然環境や観光資源を活かした、重要な交通拠点となっています。特徴的なランプウェイ構造や英語表記なども含め、その存在は、中部横断自動車道の魅力を語る上で欠かせない要素となっています。将来的には、更なる交通網の整備による地域活性化に貢献することが期待されます。

関連情報
中部横断自動車道
国道299号（メルヘン街道）
国道141号
佐久穂町
八千穂高原
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