八幡町立小那比小学校

八幡町立小那比小学校の歴史

八幡町立小那比小学校は、岐阜県郡上郡八幡町、現在の郡上市小那比地区に存在していた公立の小学校です。1874年に設立され、2002年に廃校となるまで、126年もの歴史を持ちました。元々は小那比村に位置し、地域の子どもたちの教育に寄与してきました。この学校のグラウンドは、現在も旧小那比小学校のグラウンドとして使用されています。

学校の沿革

小那比小学校の歴史は、1874年（明治7年）に小菜義校として始まりました。当初は八幡神社を仮の校舎として使用していました。その後、1880年（明治13年）に小菜学校に改名され、1886年（明治19年）には小那比簡易科小学校へと名称が変更されました。そして1893年（明治26年）には小那比尋常小学校に改称されました。

1897年には美山村、入間村、洲河村、野々倉村と小那比村が合併し、西和良村が成立。これに伴い、小那比尋常小学校は新たに校舎を移転し、裁縫専修科が設置されました。1907年（明治40年）には校舎が新しく建てられ、1908年（明治41年）には小那比尋常高等小学校に改名されました。1905年頃から1910年（明治43年）にかけては、野々倉地区の子どもたちが小那比尋常高等小学校に通学するようになりました。

1941年に小那比国民学校へと改称され、その後の1947年（昭和22年）には西和良村立小那比小学校に変わり、小那比中学校も併設されました。しかし1950年に中学校との併設は解消され、小那比小学校は単独校として運営され始めました。1958年（昭和33年）には校舎が新築され、1972年（昭和47年）には野々倉分校が廃止されました。

2002年に八幡町立相生小学校に統合されたことにより、小那比小学校は正式に廃校となりました。廃校後、小那比小学校の校区は郡上市の発足に伴い変更され、2005年4月には相生小学校校区から三城小学校校区に編入されました。

まとめ

八幡町立小那比小学校は、地域のコミュニティに多大な影響を与えてきた教育機関です。126年の歴史を持つこの学校は、時代と共に多くの変遷を経験しながら地域の教育に寄与してきました。現在、そのグラウンドは地域の子ども達に利用されており、昔日の教育の場としての名残を残しています。教育の場としての役割を果たすことができた小那比小学校の足跡は、地域の歴史の中に確かに刻まれています。

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