八幡神社 (本巣市十四条)

八幡神社（本巣市）

八幡神社は、岐阜県本巣市十四条に位置する神社で、地域住民からは「十四条八幡神社」とも呼ばれ親しまれています。

歴史

創建時期は明確ではありませんが、大化の改新（645年 - 650年）の頃に創建されたという説があります。中世には、享禄3年（1530年）4月に発生した洪水によって社殿が流出してしまいましたが、同年9月には再建されました。この再建の際、近隣の村に鎮座していた神社が合祀され、本巣郡船木（十四条村、十五条村、十六条村、十七条村、十八条村、十九条村）の総社となりました。

しかし、永禄5年（1562年）に起こった織田信長と斎藤龍興との戦い（十四条・軽海の戦い）によって社殿が再び焼失。その後、仮宮が設けられましたが、この頃から各村が分社を希望するようになり、船木の総社から十四条村のみの神社となりました。文禄2年（1593年）には、本殿や拝殿などが新たに造営されています。

祭神

八幡神社の主な祭神は以下の通りです。

応神天皇
比咩神
神功皇后

また、境内には以下の摂末社が祀られています。

神明皇大神
斎主神
天児屋根神
比咩神
白山姫神
須佐之男命

文化財

八幡神社の本殿は、寛文年間に再建された木造檜皮葺の春日社流造の社殿であり、1960年（昭和35年）3月28日に真正町（現・本巣市）の文化財に指定されています。この本殿は、江戸時代の建築様式を今に伝える貴重な文化遺産です。

所在地

岐阜県本巣市十四条859

参考文献

岐阜県神社庁 編『岐阜縣神社名鑑』岐阜県神社庁、2017年8月。

外部リンク

* 八幡神社 - 岐阜県神社庁

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