八軒家町

八軒家町（はちけんやちょう）

概要

八軒家町は、かつて愛知県名古屋[[市]]東区と北区に存在した地名です。現在の名古屋[[市]]東区と北区の一部にあたります。

歴史

地名の由来

八軒家町という地名の起源は、江戸時代初期の寛永年間（1624年～1644年）に遡ります。当時、尾張藩主であった徳川光友が、この地に大曽根邸を設ける際、御庭足軽と呼ばれる8人の武士に屋敷地を与えたことがその名の由来とされています。この8軒の屋敷があったことから「八軒家」と呼ばれるようになりました。

沿革

明治初期：
大曽根八軒家として、春日井郡八軒家町が成立しました。
1880年（明治13年）：
2月5日：西春日井郡が成立したことに伴い、同郡八軒家町となりました。
11月6日：名古屋区八軒家町となりました。『角川日本地名大辞典』では、この時点を八軒家町の成立としています。
1889年（明治22年）10月1日：
名古屋[[市]]が成立したことに伴い、名古屋[[市]]八軒家町となりました。
1908年（明治41年）4月1日：
東区が成立したことに伴い、同区八軒家町となりました。
1946年（昭和21年）4月15日：
東区八軒家町の一部が北区に編入され、北区八軒家町が成立しました。これにより、八軒家町は東区と北区にまたがる形となりました。
1980年（昭和55年）2月10日：
東区八軒家町の一部が、北区大曽根一丁目に編入されました。
また、東区八軒家の一部が、同区芳野三丁目および徳川二丁目に編入されました。
1981年（昭和56年）9月20日：
東区八軒家町および北区八軒家町の全域が、大曽根一丁目に編入され、八軒家町という地名は消滅しました。これにより、八軒家町は、その歴史に幕を閉じました。

現在

八軒家町は、現在は大曽根一丁目の一部となっています。かつて八軒家町があった場所は、住宅地や商業地として利用されています。その痕跡は、現在の地図上からは確認できませんが、その地名は、地域の歴史を語る上で重要な意味を持っています。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋[[市]]計画局『なごやの町名』名古屋[[市]]計画局、1992年3月31日。

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