八雲町立八雲中学校

八雲町立八雲中学校

八雲町立八雲中学校は、北海道の二海郡八雲町東雲町に位置する公立中学校で、2020年度の時点で約250名の生徒が在籍しています。この学校は1947年4月に設立され、当初は「八雲中学校」として認可されました。初代校長の桑山誠一によって校歌も作られ、以来、地域に密着した教育機関として発展してきました。

沿革

八雲中学校は1947年、昭和22年に創立されました。設立当初は、野田生、山越、山崎、大関、黒岩、八雲鉱山の六つの小学校の生徒を受け入れる体制が整えられました。その後、1951年に仮校舎から新しい校舎と体育館への移転・改築が実施され、1952年には校歌も制定されています。

1957年には特別支援学級「ひまわり学院」が設置され、この時期には生徒数が1,000名を超えました。1962年に全校生徒数は1,201名に達し、いわゆる「マンモス校」となりました。しかし、1977年に入ると、建設から30年以上が経過した校舎の木造部分が危険視されたため、全面改築が検討されました。

1981年には、現在の校舎が完成しました。新校舎は鉄筋コンクリート造の4階建てで、音楽堂や放送室、理科室などが充実した近代的な施設として生まれ変わりました。さらに、2016年には約60年使用された体育館が改築され、新しい屋内運動場が完成しました。2017年には旧体育館の跡地に新たなテニスコートも設置されました。そして2024年には老朽化した校舎の大規模な改修が行われる予定です。

現在の様子

八雲中学校では多彩な部活動が展開されています。運動系の部活動においては、陸上競技部やスキー部が全国大会に頻繁に出場しており、高い競技力を誇っています。文化系の部活動でも、吹奏楽部や美術部がさまざまなコンクールでの入賞実績を持ち、学校全体の教育環境が豊かになっています。特に、地域に発信する機会も多く、地元との結びつきを欠かさず育んでいます。

部活動の種類としては、陸上競技部、野球部、バスケットボール部、ソフトテニス部、卓球部、吹奏楽部、手芸部、柔道部、剣道部、水泳部などがあり、幅広い選択肢が提供されています。過去には英語研究部や体操部、言語研究部なども存在しており、時代のニーズに応じた活動が展開されてきました。

交通アクセス

八雲町立八雲中学校は駅からもアクセスが容易で、八雲駅からは徒歩でおよそ10分の距離に立地しています。周辺の自然環境にも恵まれた場所であり、生徒たちはのびのびとした学びの場で日々の教育を受けています。地域の他の教育機関とも連携し、姉妹校の松江市立八雲中学校との交流も行っており、国際理解や文化的な視野を広げる機会も用意されています。

このように、八雲町立八雲中学校は長い歴史を持ちながら、現代の教育ニーズに応じた様々な取り組みを行い、地域の発展に寄与しています。

もう一度検索