公募推薦

公募推薦は、大学、短期大学、専門学校などが実施する推薦入学制度の一つです。大学側が定める一定の条件を満たし、出身高校の校長からの推薦を得られれば、全国の高校生が出願できます。指定校推薦とは異なり、大学が指定した高校からの推薦である必要はありません。

制度の概要

公募推薦は、大きく分けて「公募制一般推薦」と「公募制特別推薦」の2種類があります。

公募制一般推薦: 大学ごとに定められた出願資格を満たし、高校の校長から推薦された生徒が受験できます。多くの場合、高校の成績（評定平均値）が基準として設けられています。
公募制特別推薦: スポーツや文化活動での顕著な実績などが評価されます。一般推薦に比べて、評定平均値の基準が低いか、または設定されていないことが多いです。

選考スケジュール

募集要項は毎年6月頃から発表され始め、実際の選抜は11月から12月中旬にかけて行われるのが一般的です。出願期間や選考方法などの詳細は、各大学の募集要項で確認する必要があります。

受験資格

原則として現役生が対象ですが、大学によっては浪人生も受験可能な場合があります。受験を希望する大学の募集要項を必ず確認しましょう。

編入学試験における公募推薦

大学への編入学試験においても、多くの国立大学の理系学部（工学部や理学部など）が、短期大学生や高等専門学校生を対象とした公募推薦入試を実施しています。

名称変更

2021年度からは、公募推薦と指定校推薦は「学校推薦型選抜」という名称に変更されました。これは、従来の推薦入試制度をより明確化し、多様な学生を受け入れることを目的としています。

関連情報

公募推薦の各制度や類似制度については、以下の項目も参照してください。

総合型選抜
一芸入試

もう一度検索