六本松駅

六本松駅について

六本松駅（ろっぽんまつえき）は福岡県福岡市中央区に位置し、福岡市地下鉄七隈線の駅の一つです。ファシリティとしての一環として、駅の副駅名は「科学館前」とされています。また、駅番号はN11です。

駅のシンボルとデザイン

この駅のシンボルマークは、空港線や箱崎線のシンボルマークを手掛けたグラフィックデザイナー西島伊三雄によって1999年にデザインされ、その後、2001年の彼の死を受けて息子である西島雅幸によって原案が完成しました。このマークのモチーフは、駅名の由来でもある松の木です。また、駅の識別カラーはDIC-2554（青みの緑）であり、近隣の薬院駅や茶山駅とも共通しています。

駅の管理

六本松駅は天神南駅によって管理されており、日本通運福岡支店が駅業務を受託するという形で業務委託駅に指定されています。

歴史

六本松駅は、1975年まで西鉄福岡市内線の六本松電停が存在していた場所に、新たに七隈線が開業される形で建設されました。1999年6月から2000年2月にかけて設計が行われ、実際の工事は2003年3月から2004年7月にかけて施工されました。そして、2005年2月に開業し、業務委託駅としての運営が始まりました。

2017年には駅南側で行われた再開発により、大型複合施設「六本松421」がオープンし、駅の出入口が新設されるなど利便性が向上しました。2019年には副駅名が「科学館前」に変更されました。

駅構造

この駅は島式ホーム1面2線の構造を持ち、3つの出入口が存在します。各出入口は国道202号を挟んで南側（1番と3番出口）と北側（2番出口）の位置に分かれています。1番出口と3番出口にはエレベーターが設置され、2番出口にはエスカレーターがあります。

また、各出入口近くには有料駐輪場が用意されており、駐輪場の一部には屋根も設けられています。駅の各階面積は、地上384平方メートル、地下1階3,303平方メートル、地下2階3,235平方メートルとなっており、利用者が目に留まりやすい場所に「個性化壁」がデザインされています。

利用状況

2023年度の六本松駅の日平均乗車人員は9,029人であり、七隈線の主要駅としては博多駅、天神南駅、薬院駅に続いて4位の利用者数を誇ります。開業以降の利用者数は年々増加を続けており、地域の交通の要所としています。

駅周辺の施設

六本松駅の北側には福岡大学附属大濠中学校・高等学校があり、多くの通学生が利用しています。駅自体は国道202号に面し、便利な立地にあります。また、南側にはかつて九州大学が存在し、現在はその跡地で大規模な再開発が進行中です。この地域には分譲マンションや大型商業施設「六本松421」が新たにオープンし、ますます賑わいを見せています。

出入口ごとの具体的な近隣施設も豊富で、1番出口には西鉄バスのバス停や郵便局、2番出口には銀行や警察署、3番出口には六本松421など多様な施設が集まっています。これにより、駅は地域住民の生活に欠かせない存在となっています。

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