六番町駅

六番町駅について

名古屋市熱田区にある六番町駅は、名古屋市営地下鉄名港線の重要な駅です。駅番号はE03で、特徴的なアクセントカラーはライムグリーンです。この駅は、1971年3月29日に名古屋市営地下鉄の名城線の駅としてオープンしました。その後、2004年10月6日に名古屋大学から新瑞橋までの路線が開通した際に線名が変更され、現在の名港線の駅となりました。さらに、2011年3月に駅の運営が日本通運名古屋支店に委託され、管理が移転しています。

歴史的な出来事

六番町駅は数々の重要な出来事を経てきました。2013年4月1日には駅長室の金庫から1450万円が盗難に遭うという事件が発生しました。また、同年12月には業者によるアスベスト除去工事中に、特に危険度の高いクロシドライトが飛散する事故が起こりました。このような出来事は駅の安全対策への取り組みを再考させる契機となりました。最近では2020年6月22日に可動式ホーム柵が導入され、より利用者にとって安全で快適な環境づくりが進められています。

駅の構造

六番町駅は地下に位置する相対式2面2線のホームを持ち、可動式ホーム柵が設置されています。この駅のホームは名古屋市道江川線と交差しており、カーブしているため独特な形状をしています。近隣にはバスターミナルが併設されており、地域の交通の重要な拠点となっています。駅の運営は、名城線南部駅務区に属する金山管区が管理しています。

利用状況と周辺環境

2019年度のデータによると、六番町駅の1日の平均乗車人数は7465人で、名港線の駅の中では金山、日比野に次いで3位の利用者数を誇ります。駅は国道1号と名古屋港につながる江川線の交差点に位置しており、市バスとのアクセスも良好です。このため、熱田区だけでなく、中川区権野方面など幅広い地域からも多くの利用者が訪れています。加えて、2004年に近隣に名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の中島駅が開業しましたが、その影響は大きくはなく、統計的にも明確には示されていません。

周辺施設

六番町駅の周辺環境も充実しています。駅近くには六番町バスターミナルがあり、多数のバス路線が利用可能です。名古屋市営バスでは数多くの便が運行されており、六番町バス停も設置されています。特に、朝のラッシュ時には多くのバスが発車し、利用者の利便性を高めています。ほかにも、最近では三重交通バスが駅を経由する路線を設け、名鉄バスセンターとを結ぶ便も運行しています。

交通の要所としての役割

六番町駅は、熱田区に位置しながらも、西側に進むと中川区に入るため、地域間のアクセスを円滑にしています。これにより近隣住民だけでなく、名古屋の利便性を享受できる多くの人々が利用しています。名古屋市営地下鉄名港線の重要な駅として、今後もこの地域における交通の要所としての役割を果たし続けることでしょう。

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