共通ポイント

共通ポイントとは

共通ポイントとは、企業グループや業界の垣根を越えて、複数の企業が連携して提供するポイントプログラムのことです。これにより、消費者は様々な店舗やサービスでポイントを貯めたり、使ったりすることができます。

共通ポイントの仕組みと目的

共通ポイントの主な目的は、以下の通りです。

顧客の囲い込み: 共通ポイントを導入することで、特定のポイントプログラムに顧客を惹きつけ、継続的な利用を促します。
相互送客: 加盟店間で顧客を共有し、新たな顧客の獲得を促進します。
データ分析: 顧客の購買履歴や行動データを収集し、マーケティング戦略の改善に役立てます。

共通ポイントは、異なる企業間でも共通のシステムを利用するため、例えば、A店で貯めたポイントをB店で利用するなど、柔軟な使い方が可能です。加盟店の業種も多岐にわたり、コンビニエンスストア、飲食店、ECサイト、クレジットカードなど、様々な場所でポイントを貯めて使うことができます。

日本における共通ポイントの歴史

日本における共通ポイントの先駆けは、Vポイント（旧Tポイント）です。2003年10月に、TSUTAYAの会員証ポイントサービスをENEOSとローソンに拡大したことが、共通ポイントとしての始まりとされています。

その後、Ponta、楽天ポイント、dポイントなど、様々な共通ポイントサービスが登場し、競争が激化しています。近年では、ファミリーマートやゼンショーのように、複数の共通ポイントサービスに加盟する企業も増えています。

主な共通ポイントサービス

以下に、日本で利用できる主な共通ポイントサービスを紹介します。

Vポイント（2003年10月1日、CCCMKホールディングス）
Ponta（2010年3月1日、ロイヤリティ マーケティング）
楽天ポイント（2014年10月1日、楽天グループ）
dポイント（2015年12月1日、NTTドコモ）

上記の4つのサービスは、「4大共通ポイント」と呼ばれることもあります。その他にも、JRE POINT、WAON POINT、nanacoポイント、PayPayポイント、Sポイントなどが共通ポイントとして利用されています。

共通ポイントの活用

共通ポイントは、日々の買い物やサービスの利用を通じて、手軽にポイントを貯めることができます。貯まったポイントは、加盟店での支払いに利用できるだけでなく、商品やギフト券との交換、提携サービスへの移行など、様々な使い道があります。

共通ポイントを賢く活用することで、よりお得に生活を送ることができます。各ポイントサービスのキャンペーンや特典をチェックし、自分に合ったポイントプログラムを選びましょう。

関連項目

ポイントプログラム
* マーケティング

もう一度検索