兵庫ニュース845

兵庫ニュース 845

概要

『兵庫ニュース 845』（ひょうごニュース はちよんご）は、2007年4月2日から2024年3月29日まで、NHK神戸放送局が兵庫県内のNHK総合テレビジョンで放送していたローカルニュース番組です。平日の夜20時45分から21時00分までの15分間、兵庫県内でその日1日に起きた出来事をコンパクトにまとめて伝えていました。

この番組が始まる前、NHK関西エリアでは広域ニュース番組『ニュース845』（以前は『関西845』）が同時間帯に放送されており、神戸放送局もこの大阪からの番組をネットしていました。しかし、2007年3月30日をもってそのネット受けを終了し、兵庫県に特化した独自の夜間ニュース番組として『兵庫ニュース 845』がスタートしたのです。番組は17年間続き、2024年3月29日をもってその放送を終え、同年4月1日からは後継番組の『リブラブひょうご845』へと引き継がれました。

放送内容と特徴

番組では主に以下のような内容が放送されていました。

兵庫県のニュース: 県内で発生したその日の重要な出来事や話題を詳しく伝えていました。
特集の再放送: 夕方に放送されている『リブラブひょうご』（番組開始当初は『ニュースKOBE発』）内の特集コーナーの録画が再放送されることもありました。ナレーションも含めてそのまま使用されていました。
* 気象情報: 兵庫県内や関西地方の詳しい天気予報が提供されました。

番組のオープニングやエンディングには、神戸市内の様子を映し出すお天気カメラの映像が頻繁に使用され、夜の神戸の風景をバックに番組が進行しました。開始当初は兵庫県内のニュースと特集の再放送がほとんどを占めていましたが、番組開始から約一週間後からは、『ニュースKOBE発』でも放送されていた「かんさいToday」の再放送も加わることがありました。

放送時間と特別編成

レギュラー放送時間は、月曜日から金曜日の20時45分から21時00分でした。

ただし、祝日や年末年始にこの時間帯が重なる場合は、原則として放送を休止しました。その際は、20時55分から21時00分にかけて、大阪放送局から放送される関西地方向けのニュースや気象情報が同時ネットされました（12月31日を除く）。

また、2018年4月以降は、平日であっても夕方のローカルワイドニュース『ニュースKOBE発』または後継の『Live Love ひょうご』が、予め休止または短縮されることが決まっている場合にも、『兵庫ニュース 845』は休止となり、代替として大阪放送局制作の『ニュース845〜関西のニュースと気象情報〜』が臨時にネットされる対応が取られました。

特別な事情により、放送時間が変更されることもありました。例えば、2019年4月1日には、新元号「令和」発表に関連する特別編成のため、『NHKニュース7』が拡大放送された影響を受け、番組タイトルから時間の数字である「845」が外され、『兵庫ニュース』として5分遅れの20時50分から10分間に短縮して放送されました。同様に、2020年3月11日には、東日本大震災関連の特別番組が放送されたため、これもタイトルを『兵庫ニュース』に変更し、20時55分から5分間に短縮して放送されました。

キャスター

番組のキャスターは、NHK神戸放送局のアナウンサーが交代で担当しました。主な担当者としては、田中崇裕アナウンサー、今城和久アナウンサー、坂本聡アナウンサーなどの名前が挙げられます。

関連情報

この番組に関連するNHK神戸放送局のニュース番組としては、平日夕方のワイドニュースである『ニュースKOBE発』（既に終了）や現在の『リブラブひょうご』があります。また、近畿地方全体の夜間ニュースとしては、大阪放送局が制作する『ニュース845』が存在します。

過去には、2019年3月28日まで使用されていたオープニングタイトルのアニメーションやBGMが、2015年3月まで『関西845』で使用されていたものと同じものが流用されるといった点も見られました。また、開始当初の2007年4月25日には、特別な対応として一度だけ『関西845』がネットされた事例も記録されています。

約17年間にわたり、兵庫県民にその日のニュースを届け続けた『兵庫ニュース 845』は、地域に根ざした情報提供の役割を果たしました。

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