兵庫県立リハビリテーション中央病院

兵庫県立リハビリテーション中央病院

兵庫県立リハビリテーション中央病院は、兵庫県神戸市西区にある医療機関で、兵庫県立総合リハビリテーションセンターの一部として機能しています。この病院は、兵庫県社会福祉事業団が管理・運営を行っている公立病院で、リハビリテーション医療に特化した専門施設です。ここでは、高度なリハビリテーション医療が提供されているほか、小児病棟も備えています。

沿革

この病院の歴史は1969年に始まります。設立当初は、兵庫県立玉津寮の近くにリハビリテーションセンターの附属病院として94床で開かれました。当時、玉津寮は海外からの引揚者や戦争での被害者のための援護施設でした。1992年には、病院は「兵庫県立総合リハビリテーションセンター」に移転し、病床数も300床に増やしました。さらに、2008年に閉鎖された兵庫県立のじぎく療育センターから、小児部門が本院に移行し、小児リハビリテーションセンターも設立されました。

診療科とサービス

兵庫県立リハビリテーション中央病院では、以下のような診療科が用意されています：

• - 内科
• - 脳神経内科
• - リウマチ科
• - 整形外科
• - 泌尿器科
• - リハビリテーション科
• - 小児整形
• - 小児睡眠・発達障害
• - 麻酔科

また、リハビリ療法部や医療福祉相談室などの専門的な部門も設置され、包括的な医療を提供しています。ここでは、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、臨床心理など多岐にわたるリハビリテーションプログラムが行われています。

中核施設としての役割

この病院は、兵庫県立総合リハビリテーションセンターの中心的な施設として、いくつもの関連施設と連携しています。福祉用具やリハビリ支援技術の研究を行う福祉のまちづくり研究所、障害者の雇用支援を行う職業能力開発施設など、さまざまな機能を持つセンターが一体となって、地域の医療・福祉サービスを支えています。

アクセス情報

交通アクセスも充実しており、公共交通機関を利用する場合、JR明石駅や西明石駅からタクシーで約10分から15分の距離に位置しています。また、神姫バスを利用することも可能で、指定のバス停からのアクセスが良好です。自家用車の場合、第二神明道路の玉津インターから国道175号を経由するルートが便利です。

終わりに

兵庫県立リハビリテーション中央病院は、医療と福祉の統合的な提供を目指し、地域に密着した総合的な医療サービスを展開しています。高い専門性を持つ医療スタッフが揃い、患者一人ひとりのニーズに応じたリハビリテーションを行っているこの施設は、患者の回復を支援する重要な存在です。

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