兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線

兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線

概要

兵庫県道・京都府道705号中藤加悦線（ひょうごけんどう・きょうとふどう705ごう なかふじかやせん）は、兵庫県と京都府に跨がる一般県府道として位置づけられています。この道路は、兵庫県豊岡市から京都府与謝郡与謝野町に至る重要な地域間連絡路としての役割を担っています。

路線の起点は兵庫県豊岡市但東町中藤にあり、ここでは京都府道・兵庫県道2号宮津養父線に接続しています。一方、終点は京都府与謝郡与謝野町字香河に設定されており、京都府道16号宮津野田川線との交差点が終点となります。

この路線が認定された当初の終点は、現在の与謝野町域に含まれる旧加悦町の市街地、具体的には当時の府道福知山宮津線（現在の国道176号の旧道部分に相当）との接続地点でした。その後、路線計画の変更や延伸が行われ、現在の与謝野町字香河までその区間が広げられています。総延長は15.4キロメートルに及びます。

路線状況

本路線は単独区間だけでなく、他の主要な道路と重複する区間が存在します。これにより、地域の交通ネットワークの一部として機能しています。

具体的には、京都府与謝郡与謝野町字算所から、同町字明石にある明石交差点までの区間では、京都府道626号野田川加悦線と重複して経路を進みます。明石交差点は交通の要衝となっており、ここでは国道176号とも接続します。

さらに、明石交差点から与謝野町字温江の温江交差点までの比較的短い区間では、国道176号と重複しています。温江交差点で国道176号と分かれた後、再び与謝野町字温江内で、京都府道608号温江加悦線とも重複する区間が存在します。

路線構造物としては、野田川を渡る三村橋が挙げられます。この橋は、京都府内の与謝郡与謝野町に位置しており、前述の京都府道626号野田川加悦線との重複区間内に含まれています。

地理

この県府道が通過する自治体は以下の二つです。

兵庫県: 豊岡市
京都府: 与謝郡与謝野町

路線は兵庫県豊岡市と京都府与謝郡与謝野町の境界を越える際に、加悦奥峠を通過します。この峠は、両地域を結ぶ重要な地理的な区切りとなっています。

沿線には、地域の生活に密着した施設が見られます。例えば、与謝野町立加悦小学校や与謝野町立加悦中学校といった教育機関、そして三河内郵便局などが道のそばに位置しています。

接続・通過情報

起点: 兵庫県豊岡市但東町中藤（京都府道・兵庫県道2号宮津養父線交点）
終点: 京都府与謝郡与謝野町字香河（京都府道16号宮津野田川線交点）
主な重複区間:
京都府道626号野田川加悦線（与謝野町字算所 - 与謝野町字明石・明石交差点）
国道176号（与謝野町字明石・明石交差点 - 与謝野町字温江・温江交差点）
京都府道608号温江加悦線（与謝野町字温江・温江交差点 - 与謝野町字温江）
通過する峠: 加悦奥峠（豊岡市 - 与謝郡与謝野町）

関連情報

兵庫県の県道一覧
* 京都府の府道一覧

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