兵庫県道308号曽地中三田線

兵庫県道308号曽地中三田線について

兵庫県道308号曽地中三田線（ひょうごけんどう308ごう そうじなかさんだせん）は、日本の兵庫県に存在する一般県道の一つです。この路線は、丹波篠山市の曽地中地区を起点とし、三田市の上井沢地区に至る重要な連絡路となっています。起点は主要地方道である兵庫県道12号川西篠山線に接続しており、終点は国道176号の上井沢交差点に接続しています。

路線の総延長は20.346キロメートルにおよびます。

路線の特徴と状況

この県道は、起点の丹波篠山市曽地中から終点の三田市上井沢までを結びます。しかしながら、その全区間が円滑に通行できるわけではありません。

特に、三田市の上青野から同市母子（具体的には母子浄化センター付近）にかけての約4.0キロメートル区間では、道路幅が狭く、対向車とのすれ違い（離合）が困難な場所が連続します。このうち、上青野から約3.5キロメートルは特に道幅が極めて狭くなっており、車両の行き違いが可能な場所も非常に少ないため、この区間を走行する際には細心の注意が求められます。

また、丹波篠山市小多田から三田市母子の間には、車両での通行が認められていない区間が存在します。この区間は、自動車やバイクなどでの通り抜けはできませんが、徒歩での通行は可能です。

一方で、終点側の三田市上井沢交差点から上青野までの区間については、比較的道路が整備されており、おおむね2車線の幅員が確保された快走路となっています。

重複区間

兵庫県道308号線は、いくつかの区間で他の県道と重複しています。

兵庫県道49号三田篠山線：三田市母子地区の一部
兵庫県道309号福住三田線：三田市下青野の下青野交差点とその周辺

主要な道路施設

この路線上には、いくつかの構造物が存在します。

橋梁：三田市内には末吉橋などがあります。

通過する自治体と沿線

兵庫県道308号線は、以下の二つの市を通過します。

丹波篠山市
三田市

沿道には、地域の生活や地理的な特徴を示す様々な施設や地形が見られます。

沿道の主な施設・地形

青野ダム、千丈寺湖：路線の近くには、青野ダムによって形成された千丈寺湖があります。この湖は周辺地域の景観を特徴づけています。
下青野公園：三田市内の公園です。
三田市立母子小学校、三田市立広野小学校：沿線にある学校です。
武庫川：県道は武庫川水系とも関連が深いです。
岡ノ谷古墳：地域の歴史を示す古墳です。
青野ダムサイド公園：ダム湖畔の公園です。
JR西日本福知山線 広野駅：路線の終点近くに位置する鉄道駅です。

このように、兵庫県道308号曽地中三田線は、一部に難所を含みつつも、丹波篠山市と三田市を結び、沿道にはダム湖や公園、学校などが見られる地域にとって重要な道路の一つです。

もう一度検索