兵庫県道377号野村明石線とは
兵庫県道377号野村明石線は、
兵庫県加古川市から
加古郡稲美町、
神戸市西区を経由し、
明石市へと至る一般県道です。正式名称は「ひょうごけんどう377ごう のむらあかしせん」と読みます。
路線概要
本路線の起点は
加古川市八幡町野村にあり、野村交差点にて
兵庫県道84号宗佐土山線と接続しています。ここから西へ進み、
稲美町、
神戸市西区を通過した後、
明石市へ入ります。終点は
明石市和坂稲荷町にある和坂交差点で、主要幹線である
国道2号に接続しています。加えて、この和坂交差点は
国道175号および
国道427号の起点でもあります。路線の総延長は約6.813
キロメートルと比較的小規模な県道ですが、地域間の連絡や生活交通を支える上で重要な役割を担っています。
本路線の
道路状況は区間によって大きく異なります。
神戸市西区内の大部分では概ね2車線が確保されており、比較的円滑な通行が可能です。しかしながら、
加古郡稲美町内、特に
兵庫県道514号志染土山線と
兵庫県道65号神戸加古川姫路線に挟まれた区域など、一部には非常に道幅の狭い区間が存在します。これらの狭隘区間では、普通乗用車がすれ違うのも困難な場所があり、大型車の通行はほぼ不可能です。地域住民にとっては重要な生活
道路ですが、通行には十分な注意が必要です。このように、区間によって整備状況に差があるのが本路線の特徴の一つと言えます。
通過する自治体
兵庫県道377号野村明石線が通過する自治体は以下の通りです。
加古川市
加古郡稲美町
神戸市(西区)
明石市
重複区間
本路線は複数の主要な
道路と重複する区間が多く存在します。主な重複区間は以下の通りです。
兵庫県道514号志染土山線: 加古郡稲美町草谷地内、草谷交差点付近で短い区間を重複しています。
兵庫県道65号神戸加古川姫路線: 加古郡稲美町野谷から
神戸市西区神出町北にかけて、比較的長い区間を
兵庫県道65号線と重複して走行します。この区間は、広域的な交通においても重要な役割を果たしています。
兵庫県道378号六分一神出線: 神戸市西区神出町宝勢地内で短い区間を重複します。
国道175号・国道427号: 神戸市西区玉津町出合から
明石市の終点である和坂交差点までの区間は、
国道175号および
国道427号と重複します。特に、この区間は
明石市中心部へ向かう主要なルートの一部となっており、交通量が多い傾向があります。
重複区間を走行する際には、走行している
道路の路線番号が途中で変わる場合があるため、注意が必要です。
主要な構造物と地理
路線上には、
加古郡稲美町内を流れる草谷川を渡る新神迎橋や丸山橋などの橋梁が存在します。沿線には、
加古川市から
明石市にかけて流れる
明石川が近くを流れる区間があり、地域の自然景観の一部を形成しています。また、
神戸市立枝吉小学校など、地域の施設も沿線に見られます。交通網としては、主要幹線である
山陽新幹線や
山陽本線といった鉄道線とも交差しており、これらは通常、本路線の上または下を通過する立体交差となっています。
本路線が接続または交差する主要な
道路は以下の通りです。
兵庫県道84号宗佐土山線(
加古川市・野村交差点、起点)
兵庫県道514号志染土山線(
加古郡稲美町・草谷交差点付近、重複)
兵庫県道65号神戸加古川姫路線(
加古郡稲美町野谷 -
神戸市西区神出町北、重複)
兵庫県道378号六分一神出線(
神戸市西区神出町宝勢、重複)
国道175号・
国道427号(
神戸市玉津町出合 -
明石市・和坂交差点、重複)
国道2号(
明石市・和坂交差点、終点)
これらの接続
道路を通じて、周辺地域へのアクセスが確保されています。
関連事項
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兵庫県の県道一覧
兵庫県道377号野村明石線は、その一部に狭隘区間を含むものの、
加古川市、
稲美町、
神戸市、
明石市を結ぶ地域密着型の県道として、日々の生活や物流を支えています。