兵庫県道45号芦屋停車場線

兵庫県道45号芦屋停車場線とは

兵庫県道45号芦屋停車場線は、「ひょうごけんどう45ごう あしやていしゃじょうせん」と読みます。兵庫県芦屋市に位置するこの県道は、JR芦屋駅と芦屋市上宮川町にある国道2号の交差点を結んでいます。主要地方道に指定されており、芦屋市の中心部、特にJR芦屋駅南側の交通において重要な役割を担っています。

路線概要

この路線の起点と終点は以下の通りです。

起点: 芦屋市 JR芦屋駅
終点: 芦屋市上宮川町 国道2号交点

総延長は約506メートルと非常に短いのが特徴です。この短い区間が、鉄道駅と幹線道路という交通結節点をダイレクトに接続しています。JR芦屋駅を利用する人々や、駅周辺の施設を訪れる人々にとって、国道2号方面へ向かう主要な経路となっています。また、国道2号からJR芦屋駅方面へ向かう際の重要なアクセス路でもあります。

歴史

兵庫県道45号芦屋停車場線は、1993年（平成5年）5月11日に建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道として指定されました。これは、駅と幹線道路を結ぶ道路としての重要性が国レベルで認められたことを意味します。主要地方道に指定されることで、道路整備などがより計画的に進められることになります。

地理と通過自治体

この県道は、兵庫県芦屋市内のみを通過します。他の市町村を跨ぐことはありません。芦屋市のほぼ中央に位置するJR芦屋駅を起点とし、市街地の中を南へ向かいます。

交差する道路

終点である芦屋市上宮川町の交差点で、以下の国道と接続しています。

国道2号: この交差点は、東西に延びる主要幹線道路である国道2号との接続点です。国道2号は、神戸市や大阪市方面へ通じる大動脈であり、この県道を利用することで、JR芦屋駅から直接国道2号へアクセスできます。
国道171号: 国道171号は、起点付近が国道2号と重複しており、終点の上宮川町交差点も国道2号との重複区間に含まれます。したがって、実質的には国道2号と国道171号の両方に接続していることになります。国道171号は、西宮市や宝塚市方面へ通じる重要な道路です。

この終点での接続は、JR芦屋駅周辺地域と広域幹線道路ネットワークを結ぶ要衝と言えます。駅利用者だけでなく、周辺住民や商業施設への物流にとっても重要な役割を果たしています。

沿線施設

芦屋停車場線の沿線や、その起終点付近には、芦屋を代表する施設が複数あります。

ラポルテ: JR芦屋駅に直結している大型複合施設です。ショッピングモール、オフィス、文化施設などが入居しており、駅の利用者の多くがこのラポルテを経由します。芦屋停車場線は、ラポルテの南側に位置し、アクセス路として機能しています。
モンテメール: JR芦屋駅直結の駅ビル型ショッピングモールです。ラポルテと同様に、多くの利用者が訪れます。芦屋停車場線の起点であるJR芦屋駅南口からすぐの場所にあります。

これらの商業施設は、芦屋停車場線を通じて国道2号方面と結ばれており、駅周辺の賑わいを支えています。

まとめ

兵庫県道45号芦屋停車場線は、JR芦屋駅と国道2号を結ぶ、総延長約506メートルの短いながらも極めて重要な主要地方道です。駅の玄関口としての機能を持つJR芦屋駅と、広域幹線道路である国道2号を直結することで、芦屋市の中心部における交通の円滑化に貢献しています。また、沿線にはラポルテやモンテメールといった大型商業施設があり、それらへのアクセス路としても不可欠な存在です。1993年には主要地方道に指定されるなど、その重要性は公的に認められています。わずか500メートル強の距離に凝縮されたこの県道は、芦屋市の交通網において、駅と幹線道路、そして駅周辺の商業エリアを結ぶ生命線としての役割を担っています。駅を利用する通勤・通学者や買い物客、周辺住民など、多くの人々にとって日常的に利用される道路であり、その存在は芦屋の都市活動を支える上で欠かせません。

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