兵庫県道70号十二所澤線

兵庫県道70号十二所澤線

兵庫県道70号十二所澤線（ひょうごけんどう70ごう じゅうにしょさわせん）は、兵庫県の但馬地域南部に位置する養父市から朝来市に至る、県が管理する主要な地方道の一つです。この路線は、地域間の連携強化や交通円滑化において重要な役割を担っています。

概要

本路線は、養父市と朝来市を結ぶ主要地方道として指定されています。かつては「兵庫県道70号養父朝来線」という名称で親しまれていましたが、2013年（平成25年）4月1日付けで現在の「兵庫県道70号十二所澤線」へと名称が改められました。

路線データ

路線の基本的な情報は以下の通りです。

起点: 養父市十二所に位置します。ここでは兵庫県道6号養父宍粟線と接続しています。
終点: 朝来市澤に位置する澤第一交差点です。ここでは主要幹線道路である国道312号と交差します。
総延長: 全体の長さは約25.952キロメートルに及びます。

歴史

この路線の歴史は、主要地方道としての指定から始まり、数度の節目を経て現在に至ります。

1971年（昭和46年）6月26日: 国の機関である建設省（現在の国土交通省）によって、「養父朝来線」として主要な地方道に指定されました。
1972年（昭和47年）2月7日: 兵庫県において、正式に「兵庫県道70号養父朝来線」として路線が制定・認定されました。
1993年（平成5年）5月11日: 建設省から改めて「養父朝来線」が主要地方道として再指定を受けました。
2013年（平成25年）4月1日: 路線の名称が「兵庫県道70号十二所澤線」へと変更されました。

路線状況

路線の一部には、他の道路と経路を共有する重複区間が存在します。

兵庫県道136号浅野山東線: 養父市内の十二所から稲津にかけての区間で、この県道と重複しています。
国道429号: 朝来市内の八代地区において、朝来インター前交差点までの区間で国道429号と重複して経路をとります。

地理

この県道が通過する自治体は以下の通りです。

兵庫県養父市
兵庫県朝来市

交差する主な道路

起終点や重複区間解消地点、途中で接続する主な道路は以下の通りです。養父市側の起点から朝来市側の終点に向かって順に記載します。

兵庫県道6号養父宍粟線（養父市十二所、起点）
北近畿豊岡自動車道 養父IC（養父市浅野） - 高速道路へのアクセス地点です。
兵庫県道136号浅野山東線（養父市稲津） - ここで兵庫県道136号との重複が解消します。
兵庫県道279号森大屋線（養父市森）
国道429号（朝来市八代） - ここから国道429号との重複が始まります。
播但連絡道路 朝来IC / 国道429号（朝来市八代・朝来インター前交差点） - 播但連絡道路のインターチェンジと接続し、国道429号との重複が解消します。
兵庫県道526号与布土桑市線（朝来市桑市）
兵庫県道104号物部藪崎線（朝来市物部）
国道312号（朝来市澤・澤第一交差点、終点） - 最終地点で主要な国道と交わります。

関連項目

この路線に関連する事柄として、以下のようなものがあります。

兵庫県の県道一覧
八代の大ケヤキ（国の天然記念物） - 沿線またはその周辺に位置する著名な天然記念物です。
* 建屋のヒダリマキガヤ（国の天然記念物） - 同様に、沿線またはその周辺にある国の天然記念物です。

これらの天然記念物は、地域の自然や歴史を示す貴重な存在であり、この県道を利用する際に立ち寄ることも考えられます。本路線は、これらの地域資源へのアクセスルートとしても機能しています。

もう一度検索