兵庫県道83号平野三木線

兵庫県道83号平野三木線

兵庫県道83号平野三木線は、兵庫県神戸市西区平野町西戸田から三木市志染町御坂に至る主要地方道として位置づけられています。神戸市西区と三木市を結ぶ重要な幹線道路の一つであり、両市間の交通連絡を担っています。

概要

本路線の起点は神戸市西区平野町西戸田にあり、西戸田交差点で国道175号（国道427号重複区間）と接続します。一方、終点は三木市志染町御坂の御坂交差点で、兵庫県道38号三木三田線に接続しています。総延長は約3.014キロメートルと、比較的短い路線ですが、その役割は地域にとって重要です。

沿革

本路線が主要地方道として指定されたのは比較的最近のことです。1993年（平成5年）5月11日に、当時の建設省（現在の国土交通省）によって県道平野三木線として主要地方道に指定されました。この指定により、道路整備の重要性が改めて認識され、後の改良へと繋がっていきます。

路線の状況

路線の状況は、通過する自治体によって特徴が異なります。

神戸市西区内:
神戸市西区内の区間は、概ね2車線で整備されています。ただし、兵庫県道65号神戸加古川姫路線と重複する区間（神戸市西区押部谷町和田の藤原橋交差点から同区押部谷町高和の高和橋交差点まで）においては、4車線で整備されており、比較的交通容量が大きくなっています。この重複区間を除くと、2車線区間が主体となります。

三木市内:
三木市内に入ると、路線の状況は大きく変化します。特に笠松峠を越えた先からは終点まで、全線にわたって4車線での整備が完了しています。この4車線区間は、走行性が高く、交通の流れがスムーズであり、地域の交通利便性向上に大きく寄与しています。また、この区間には歩道も整備されており、自動車以外の通行者への配慮もなされています。さらに、三木市内の4車線区間は、広大な敷地を持つ三木防災公園の敷地内を通過するという特徴も持っています。

他の道路との関係

本路線は、他の県道や国道と複数の箇所で接続・重複しています。

重複区間:
兵庫県道65号神戸加古川姫路線：神戸市西区押部谷町和田（藤原橋交差点）から同区押部谷町高和（高和橋交差点）までの区間。
兵庫県道38号三木三田線：三木市志染町窟屋（奥田橋東詰交差点）から終点の同市志染町御坂までの区間。

主な交差道路:
国道175号（国道427号重複）：神戸市西区平野町西戸田（起点・西戸田交差点）
兵庫県道65号神戸加古川姫路線：神戸市西区押部谷町和田（藤原橋交差点）、神戸市西区押部谷町高和（高和橋交差点）
兵庫県道563号神出山田自転車道線
兵庫県道22号神戸三木線：神戸市西区押部谷町福住（西盛口交差点）
兵庫県道38号三木三田線：三木市志染町窟屋（奥田橋東詰交差点）、三木市志染町御坂（終点・御坂交差点）
兵庫県道85号神戸加東線：三木市志染町御坂（終点・御坂交差点）

地理的特徴

本路線は、以下の自治体を通過します。

神戸市（西区）
三木市

また、沿線には以下のような主要施設が存在します。

* 三木防災公園

この兵庫県道83号平野三木線は、両市間の地域連絡道路として、また三木防災公園へのアクセス道路としても重要な役割を果たしています。特に三木市内の4車線区間は、周辺地域の交通円滑化に大きく貢献しています。

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