内ケ巻駅

内ケ巻駅について

内ケ巻駅（うちがまきえき）は、新潟県小千谷市大字内ケ巻に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）飯山線の駅です。この駅は、地域の足としてだけでなく、過去には映画の舞台にもなった歴史を持つ駅です。

歴史

内ケ巻駅は、1927年（昭和2年）6月15日に十日町線（現在の飯山線の一部）の越後川口～越後岩沢間の開通に合わせて開業しました。当時の名称は十日町線でしたが、1944年（昭和19年）6月1日に飯山線へと改称されました。

駅の歴史の中で、1963年（昭和38年）2月1日に貨物の取り扱いが廃止され、1970年（昭和45年）11月29日には手荷物・小荷物の取り扱いも廃止となり、同時に駅は無人化されました。しかし、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本へと運営が引き継がれ、現在に至ります。

1997年（平成9年）には、駅舎の改築が行われました。また、興味深いエピソードとして、1994年（平成6年）頃には、改築前の旧駅舎が和田誠監督の映画「怖がる人々〜野里越（のりこし）駅の刑罰」のロケ地として使用されました。この映画は、駅の持つ独特な雰囲気を捉えた作品として知られています。

2010年（平成22年）3月31日まで、飯山線は越後川口駅構内を除き、長野支社の管轄でした。支社境界標は、内ケ巻駅と越後川口駅の間にある関越自動車道の高架橋付近に設置されていました。しかし、翌4月1日には新潟県内の区間（森宮野原駅 - 越後川口駅間）が新潟支社に移管されています。

駅構造

内ケ巻駅は、越後川口方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては相対式ホーム2面2線でしたが、現在は単式ホームのみとなっています。駅舎は1997年（平成9年）に改築されたもので、無人駅として十日町駅が管理しています。

駅周辺

駅の周辺には、新潟県道71号小千谷川口大和線が通っており、この道路を通じて地域へのアクセスが可能です。

バス路線については、2019年3月末に南小中学校線（越後交通）が廃止されましたが、現在は川口地域バスと小千谷市の乗合タクシーが運行されており、公共交通機関による移動手段が確保されています。

隣の駅

内ケ巻駅は、飯山線において以下の駅と隣接しています。

東日本旅客鉄道（JR東日本）
■飯山線
越後岩沢駅 - 内ケ巻駅 - 越後川口駅

まとめ

内ケ巻駅は、その長い歴史の中で、地域の交通拠点としての役割を担い続けてきました。映画のロケ地としても利用された旧駅舎の面影を残しつつ、改築された駅舎は、新たな時代の駅の姿を示しています。駅周辺の交通手段も変化を遂げていますが、地域住民にとっては欠かせない存在です。

外部リンク

駅の情報（内ケ巻駅）：JR東日本

もう一度検索