内田詮三

内田詮三

内田詮三（うちだ せんぞう、1935年4月8日 - ）は、日本の著名な哺乳類学者であり、海洋保護への貢献が認められ、第2回海洋立国推進功労者としても表彰されています。静岡県出身。

人物

1935年に生まれた内田詮三は、海洋哺乳類研究の第一人者として知られています。海洋立国推進功労者としての顔も持ち、海洋博公園・沖縄美ら海水族館の館長を歴任しました。

略歴

1961年（昭和36年）：東京外国語大学インドネシア語科を卒業。
静岡県伊東水族館に入社し、水族館業界でのキャリアをスタートさせました。
1970年（昭和45年）：東京大学の淡水イルカ調査に参加し、バングラデシュでの調査に貢献。
1971年（昭和46年）：福島県照島ランドの園長に就任。
1981年（昭和56年）：国営沖縄記念公園水族館の館長に就任。沖縄の海洋生物研究の発展に寄与しました。
琉球大学のアフリカマナティー調査に参加し、西アフリカ諸国での調査を実施。
1993年（平成5年）：米国ボデガ海洋研究所で開催された「ホホジロザメシンポジウム」に参加。
1997年（平成9年）：アメリカマナティーの調査のためメキシコへ。
1999年（平成11年）：東京大学にて農学博士号を取得。博士論文の題は「沖縄周辺海域における板鰓類の繁殖生態に関する研究」。
2002年（平成14年）：沖縄美ら海水族館の館長に就任。

著書

内田詮三は、研究活動の傍ら、一般読者にも海洋生物の魅力や研究成果を伝えるための著書を多数執筆しています。

内田詮三 (1996), 海の王者ザトウクジラ : 日本近海の鯨類基礎調査, 東海財団
村山司; 祖一誠; 内田詮三 (2010), 海獣水族館 : 飼育と展示の生物学, 東海大学出版会
深光富士男; 吉田健二; 内田詮三 (2010), 沖縄美ら海水族館物語 : ジンベエとマンタが教えてくれたこと, PHP研究所
内田詮三 (2012), 沖縄美ら海 (ちゅらうみ) 水族館が日本一になった理由 (わけ), 光文社

論文

内田詮三は、数多くの学術論文を発表し、海洋哺乳類研究の発展に大きく貢献しています。

国立情報学研究所収録論文

関連項目

照島ランド: 元園長を務めた。

参考文献

内田詮三の研究や業績については、以下の文献を参照してください。

もう一度検索