内野聖陽

内野 聖陽 (うちの せいよう)

概要

内野聖陽は、1968年9月16日に神奈川県横浜市で生まれた日本の俳優です。彼の本名は「うちの まさあき」であり、2013年からは「うちの せいよう」という芸名を使用しています。

来歴

内野は、曹洞宗の寺院で育ち、世田谷学園高等学校を経て早稲田大学の政治経済学部政治学科を卒業しました。大学在学中に演劇に興味を持ち、文学座研究所に入所。その後、1996年に『ふたりっ子』でデビューを果たし、1997年に『ミセスシンデレラ』にも出演し、文学座の座員となります。

彼は、ストレートプレイやミュージカルなど多岐にわたる作品に出演し、2003年には『蝉しぐれ』で主演を務め、放送文化基金出演者賞やモンテカルロ・テレビ祭の主演男優賞を受賞しました。

私生活では、一路真輝と2006年に結婚し、一女をもうけますが、2011年に離婚します。また、同年末に文学座を退団し、個人事務所を設立。2012年にスターダストプロモーションとの業務提携を発表しました。2013年には本名の読みを「うちの まさあき」から「うちの せいよう」に変更しています。理由は多くの人が本名を読み間違えたためです。

2021年には、令和3年秋の褒章として紫綬褒章を受章しました。彼の舞台での活動も目立っており、2019年の舞台『化粧二題』では初の一人芝居に挑戦し、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しています。

人物と演技について

内野は演じることの魅力として、「何もないところから素敵なものを作り出すこと」に快感を覚えていることや、役作りに対して非常に真摯に取り組む姿勢が特徴的です。台詞覚えのために自宅に防音室を作るなど、演技への情熱が伺えます。

作品

内野は数々のテレビドラマや映画、舞台に出演しています。代表作としては、『風林火山』(2007年)の主役をはじめ、『JIN-仁-』(2009年)の坂本龍馬役や『きのう何食べた?』(2019年)での主演などがあります。特に『JIN-仁-』では、現地の人々と交流しながら土佐弁を習得し、その演技は高く評価されました。

受賞歴

彼のキャリアには多くの受賞歴があり、1996年には日本映画批評家大賞新人賞、1997年に日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。これ以後も数々の演技賞を受賞しており、特に舞台での演技は多くの評価を受けています。

主な出演作品

テレビドラマ

• - ふたりっ子 (1996年)
• - 風林火山 (2007年)
• - JIN-仁- (2009年)
• - きのう何食べた? (2019年)

映画

• - (ハル) (1996年)
• - 黒い家 (1999年)
• - 海難1890 (2015年)

舞台

• - エリザベート (2000年)
• - 化粧二題 (2019年、2021年)
• - ハムレット (2017年)

結論

内野聖陽は、その多才な演技力と役に対する真摯な姿勢で多くの観客を魅了している俳優です。彼の活躍は今後も期待されており、演劇の世界においても重要な存在となっています。

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