一路真輝

一路 真輝（いちろ まき）について

一路真輝（いちろ まき）は、1965年1月9日生まれの日本の女優であり、元宝塚歌劇団雪組のトップスターで知られています。彼女は愛知県名古屋市出身で、宝塚歌劇団へは1982年に入団し、1980年代から1990年代にかけて数々の舞台でその名を馳せました。宝塚時代の愛称は「イチロ」や「いっちゃん」で、本名を基にしています。

宝塚歌劇団への道のり

一路は小学6年生の頃、安奈淳主演の花組公演を観劇したのをきっかけに、宝塚歌劇団に入団することを決意。特に専門のレッスンは受けていなかったものの、1980年に一度の受験で合格し、1982年に68期生として宝塚歌劇団に参加しました。初舞台は『春の踊り』で、男役として雪組に配属された際、彼女の芸名は『真実一路』に由来しています。

1985年には『はばたけ黄金の翼よ』でヒロインに抜擢され、その後も多くの舞台で重要な役を演じましたが、1987年公演中には自然気胸で一時入院することもありました。彼女は当時の芸名「一路万輝」から現在の「一路真輝」に改名し、1993年には『天国と地獄』で雪組のトップスターに就任します。

宝塚退団後の活躍

1996年に『エリザベート』の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団した後、一路はミュージカルにおいても幅広く活動を展開します。『王様と私』や『南太平洋』、他にも多数の名作にも出演しました。1998年にはオーストリアのウィーンで、再び『エリザベート』のトート役を演じ、観客の喝采を浴びました。

2006年には元同僚である内野聖陽と婚約し、その後結婚。2007年には育児を優先するため女優業を一時休業しますが、4年後に舞台復帰を果たしました。テレビドラマでは、2023年にTBSで放送されたドラマ『ひとりぼっち』で3年ぶりに出演し、再び注目を浴びました。

舞台やテレビでの出演歴

一路の舞台出演歴は膨大で、宝塚歌劇団時代の主な公演や、退団後のミュージカル・舞台、テレビドラマなど、多岐にわたります。彼女は『エリザベート』でのスターチャル役や、さらに多くのミュージカル作品で主役を務めています。また、テレビドラマでは『渡る世間は鬼ばかり』などでの存在感も評価され、多くのファンに愛されています。

一路真輝は、舞台女優としてだけでなく、広くテレビや映画にもその名を刻んでいる、日本のエンターテイメント界での象徴的存在となっています。彼女の独特で魅力的な表現力、歌唱力は、多くの観客の心をつかみ続けています。

もう一度検索