内閣府政策統括官（経済財政運営担当）付参事官（予算編成基本方針担当）

内閣府政策統括官（経済財政運営担当）付参事官（予算編成基本方針担当）は、内閣府の政策統括官（経済財政運営担当）の組織内に設置されている役職です。この参事官は、国の予算編成における基本方針の策定において、中心的な役割を担っています。

概要

この参事官の主な職務は、政府全体の予算編成に関する基本方針を策定することです。具体的には、経済財政諮問会議における調査審議の結果を踏まえ、毎年11月下旬から12月上旬を目途に「予算編成の基本方針」を策定し、閣議決定を行います。この基本方針は、翌年度の予算編成における政府の基本的な考え方や重点施策を示すもので、予算編成プロセスの出発点となる重要なものです。

所掌事務

参事官（予算編成基本方針担当）の所掌事務は、内閣府の所掌事務要覧に詳細に規定されています。主な所掌事務は以下の通りです。

1. 予算編成基本方針の企画・立案・総合調整: 行政各部の施策の統一を図るために必要となる予算編成の基本方針の企画、立案、および総合調整を行います。ただし、内閣官房が所掌する事務や、政策統括官（経済社会システム担当）および政策統括官（経済財政分析担当）の所掌に属するものを除きます。

2. 経済財政政策に係る企画・立案・総合調整: 行政各部の施策の統一を図るために必要となる経済財政政策に関する事項（地域経済の活性化、成長発展が期待される分野への政策など）の企画、立案、および総合調整を行います。こちらも、内閣官房の所掌事務や、政策統括官（経済社会システム担当）および政策統括官（経済財政分析担当）の所掌に属するものを除きます。

3. 道州制特別区域における広域行政の推進: 道州制特別区域における広域行政を推進するための基本的な政策に関する事項の企画、立案、および総合調整を行います。この業務も、内閣官房の所掌事務や、政策統括官（経済社会システム担当）および政策統括官（経済財政分析担当）の所掌に属するものを除きます。

4. 政策統括官の所掌事務全般に係る横断的な調査・分析・調整: 政策統括官の所掌事務全般について、横断的な調査や分析を行い、それに基づいて関係各所との調整を行います。

5. 道州制特別区域計画: 道州制特別区域における広域行政の推進に関する法律に規定される道州制特別区域計画に関する事務を行います。

6. 政府調達に係る苦情処理: 政府調達に関する苦情処理について、関係行政機関の事務を調整します。

組織内での役割

この参事官は、内閣府の政策統括官（経済財政運営担当）の指揮下で、予算編成の基本方針策定に関する実務を統括します。各省庁との連携や調整を行い、政府全体の政策目標と整合性の取れた予算編成が行われるように努めます。また、経済財政諮問会議の議論を踏まえ、専門的な知見に基づいた政策提言を行うことも重要な役割です。

歴代の参事官と現状

現職の参事官については、具体的な情報は公開されていません。また、過去の歴代参事官についても、公に詳細な記録が残されているわけではありません。しかし、この役職は、国の予算編成という重要な政策決定に関わるため、常に高い専門性と責任感を持って職務が遂行されていると推測できます。

脚注と出典

この情報に関しては、内閣府の公式ウェブサイトに掲載されている情報や、関連する法令に基づいて記述されています。より詳細な情報については、内閣府の予算編成に関するページや、所掌事務要覧などを参照してください。

外部リンク

* [内閣府]] 予算編成の基本方針: [内閣府ウェブサイト

この参事官は、日本の財政運営において、予算編成の基本方針策定という重要な役割を担っています。経済状況の変化や社会のニーズに対応した予算編成を行うため、専門知識や政策立案能力が求められます。

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