円谷昌弘

円谷昌弘（つぶらや まさひろ）は、1958年に円谷一の長男として生まれ、2019年10月27日に亡くなりました。彼は、特撮の神様と称される円谷英二を祖父に持ち、円谷プロダクションを支えた円谷家の一員です。弟には円谷プロダクション第6代目社長の円谷英明、俳優の円谷浩がおり、妹には円谷一美がいます。また、円谷プロダクション第4代目社長の円谷一夫は従兄弟、元歌手の円谷優子は従妹にあたります。

円谷昌弘は、1990年の『ウルトラマンM715』でウルトラシリーズに初参加しました。その後、『甦れ!ウルトラマン』や『ムーンスパイラル』では監督を務め、その才能を発揮しました。プロデューサーとしても多くの作品に関わり、ウルトラシリーズの発展に貢献しました。

しかし、2003年に円谷プロダクションの第5代目社長に就任した際、女性社員からセクハラで民事訴訟を起こされるという問題が発生しました。裁判後、社長から重役に降格し、その後退社しました。数年後、『円谷英二の言葉』の鼎談で、久しぶりに公の場に姿を見せました。

彼の主な参加作品は以下の通りです。

ウルトラシリーズ

ウルトラマンM715（担当）
ウルトラマンM715 ウルトラヒーロー必殺技大研究（製作担当）
平成ウルトラセブン（プロデュース）
ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦
ウルトラセブン 地球星人の大地
ウルトラセブン誕生30周年記念3部作
ウルトラセブン1999最終章6部作
ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作
甦れ!ウルトラマン（監督）
ウルトラマンティガ（監督補）
ウルトラマンナイス（プロデューサー）※ ザゴン星人の声も担当
ウルトラQ dark fantasy（企画）
ウルトラマンネクサス（製作統括）

その他

ムーンスパイラル（企画・プロデューサー、監督）
* オタスケガール（プロデューサー）

円谷昌弘は、円谷プロの経営者、監督、プロデューサーとして、多くの作品に携わりました。彼の功績は、ウルトラシリーズの歴史において、重要な役割を果たしています。しかし、セクハラ問題は彼のキャリアに大きな影を落とし、その人生は波乱に満ちたものでした。

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