再春医療センター前駅

再春医療センター前駅

再春医療センター前駅（さいしゅんいりょうせんたーまええき）は、熊本県合志市須屋に位置する、熊本電気鉄道の菊池線の駅です。駅番号はKD18に設定されており、地域住民に重要な交通手段を提供しています。

駅の歴史

再春医療センター前駅は、1965年10月16日に再春荘前駅として開業されました。その後、2015年4月1日には、熊本地域振興ICカード、通称「くまモンのIC CARD」に対応するようになり、利便性が向上しました。そして2019年10月1日、熊本再春荘病院が熊本再春医療センターという名前に変更されたことに伴い、駅名もそれに合わせて改称されました。また、同時に駅ナンバリングが導入され、再春医療センター前駅として新たなスタートを切りました。

2022年10月10日には、合志市の御代志地区で行われた土地区画整理事業の一環として、駅と菊池線の線路が新たに熊本再春医療センターの敷地内に移設されました。

駅構造と設備

再春医療センター前駅は、移設前の旧駅、そして新駅ともに単式ホーム1面1線の地上駅となっており、ホームには小さな屋根があります。そのため、雨からは一部保護されていますが、駅舎は設置されていない無人駅です。この駅の特徴的な点は、移設後の新駅の駅名標に上り・下りともにランプが装備されていることです。電車が近づくと点滅するこのランプは、接近メロディと共に音声で知らせてくれます。これにより、利用者は電車の到着を事前に知ることができ、利便性が高まっています。また、ICカードの読み取り機はホームに設置されており、スムーズに入場することが可能です。

周辺施設とアクセス

駅の近くには、熊本再春医療センターをはじめ、国立療養所菊池恵楓園や熊本高等専門学校熊本キャンパスなど、様々な施設が立地しています。特に、地域の医療機関へのアクセスは、この駅の大きな役割の一部です。さらに合志市立合志楓の森小学校や中学校、熊本県立黒石原支援学校なども駅の近くにあり、学生や保護者の利用も見込まれています。

駅周辺には国道387号があり、菊池線と並行して通っています。公共交通機関としては、再春医療センター停留所が病院本館の玄関前に設置されており、合志市内や熊本市内へのアクセスが便利です。特に、電鉄バスの数多くの路線が利用可能で、熊本駅や蓮台寺入口へのアクセスもスムーズです。

時間帯と利用状況

再春医療センター前駅は無人駅であり、こちらの利便性を保持するために、様々なバス路線が駅を中心に運行しています。また、国道上に設置されているバス停は、御代志駅に近いため、利用客が多いです。これによって、周辺の社会的なつながりも生まれ、地域の生活の一部としての役割を果たしています。駅や周辺の環境が変わっても、再春医療センター前駅は地域の交通の要所としての価値を持ち続けています。

もう一度検索