出世大名家康くん

出世大名家康くんとは

静岡県浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」は、2011年に市制100周年を記念して誕生しました。江戸幕府初代将軍である徳川家康公をモチーフにしており、浜松市の特産品をデザインに取り入れたユニークな外見が特徴です。

デザインの特徴

ちょんまげ： 浜松名産のウナギを模しています。
羽織の紋： 浜松市で採れるミカンをモチーフにしています。
袴： 浜松がピアノ生産でも有名なことから、ピアノの柄があしらわれています。
顔： 顔の下側の黒い逆三角形は口ではなくあごひげで、顔の中央にあるのが口です。

一人称は「拙者」で、「浜松は日本一良いとこじゃ。」が口癖です。セリフの吹き出しは「〜じゃ」を付けるのが特徴です。

ゆるキャラとしての活躍

2011年の第82回都市対抗野球大会におけるキャラクター選手権では初代チャンピオンに輝き、2012年の「ゆるキャラグランプリ2012」では第7位を受賞しました。また、2015年のゆるキャラグランプリでは見事グランプリを獲得しました。

浜松市のマスコット交代劇

以前は、赤塚不二夫の漫画キャラクターである「ウナギイヌ」が浜松市のマスコットキャラクターを務めていましたが、2012年度末で契約を終了。「出世大名家康くん」が後任となりました。

超やらまいかバージョン

2013年8月6日には、兜を被り口が「へ」の形になった「超やらまいかバージョン」が初披露されました。兜を被ると喋れるようになるという設定で、「ゆるキャラグランプリ2013」の頂点を目指す「天下統一宣言」を肉声で行いました。

ゆるキャラグランプリ2013

投票開始後、一時は首位を独走しましたが、浜松市が組織的な選挙活動を行ったことで「組織票」との批判も出ました。最終結果では2位となり、公約としていた「出家」をすることになりました。

断髪式と復活

2013年12月18日には、マスコミ限定で断髪式が行われ、ちょんまげを失い一時的に喋れなくなりました。その後、頭巾をかぶった出家姿で活動していましたが、2014年1月17日に「うなぎ観音」のお告げにより、再びちょんまげのある「出世大名」として復活しました。

ゆるキャラグランプリ2015

2014年のゆるキャラグランプリは見送りましたが、2015年には地元開催ということもあり出馬。事前のネット投票では2位でしたが、地元での圧倒的な支持を受け、見事グランプリを獲得しました。

出世法師直虎ちゃん

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に合わせ、井伊直虎をモチーフにした「出世法師直虎ちゃん」も誕生しました。イベントでは、出世大名家康くんとのコンビで出演することが多いです。

著作権とグッズ展開

「出世大名家康くん」の著作権は浜松市が保有しており、使用申請をして承認を受ければ誰でも使用可能で、商品化も可能です。

メディア露出

テレビ番組やCMにも出演しており、その活躍は多岐にわたります。

よしもと新喜劇: 2011年10月29日放送分に浜松市長とともに出演。
ピエール瀧のしょんないTV: 2013年1月31日放送分に県内のゆるキャラ達とともに出演。
世界ベスト・オブ・映像ショー: 2015年10月4日
テレビCM: アサヒ飲料「十六茶」、ウィルコム、スズキ「新型アルト エコ」など

まとめ

出世大名家康くんは、浜松市の魅力を発信する人気キャラクターとして、地域を盛り上げる活動を続けています。親しみやすい外見とユーモラスな言動で、多くの人に愛されています。

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